くゆる。


最近、hibiのお香の匂いに包まれている。
特別な時だけ使うように置いていたら、おそらく使用期限を過ぎてしまっているのでは?と気づいてしまい、1日1本晩御飯を食べ終えた後のリラックスタイムに使っている。

久しぶりに使うと、お香の匂い、ふわふわゆらゆらとする煙に癒やされる。今はプレゼントしてもらったラベンダーの香りを使っているけど、色々種類があるので次は店頭で自分のお気に入りを見つけたい。

そういえばhibiは私に苦手なものを1つ克服させてくれた。それはマッチを擦るという行為。火がボッと出るのがどうにも苦手でマッチを擦るのに躊躇い、一向に火がつけれなかった。小さなマッチの先で燃える火は、安心よりも恐怖だった。たいてい悪い想像を先にすることが多いので、「この火が服に燃え移ってしまったらどうしよう」という恐怖に支配されていた。でも今は怖い気持ちはちょっぴりあるけど、お香の匂いのおかげが苦手ではなくなった。大人になって克服することってあるんだなあと思いつつ、くゆる煙を眺めている。



良い出会いというのがあって、それが『文學界』9月号。
エッセイ特集というので期待はしていたものの、読み慣れない文芸誌ゆえどうなるかと思っていたけど杞憂だった。



最高すぎて永久保存版


高瀬準子さんの文学フリマルポを読んで、市川沙央さんの予言癖エッセイを読み、特集のエッセイを少しずつ読み進めている。本当に珍しいことに、もしかすると連載以外全部読めるのではと思っていたりする。浮足立った気持ちが止まらぬまま、柿内さんのツイート(もう言わないのかな?)で座談会があることを知り、ニンマリしている。

私のエッセイブームは留まることを知らず、今日も本屋で『桃を煮るひと』を購入した。『わたしを空腹にしないほうがいい』を読んで以来、くどうれいんさんの食エッセイ好きだから楽しみ。
高く積まれたエッセイ積読に埋もれつつ、人の考えていることや感じたことの海を心地良く泳いでいきたい。


ではまたいつか。





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