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日本の学校教育が遅れていると言われる理由

こんにちは。
あきです。

今日からは、
子ども達を取り巻く環境や、
算数・数学教育について
noteを更新していこうと思います。

学校現場の外から
学校教育が遅れていることを知った後、学校現場の中に入った
私の知見です。


日本の学校教育が遅れていることを国は知っているのか

数々の研究や論文、記事などがある

現在の日本の学校教育は、
産業革命の時代に出来上がってきた仕組みのままと言われているのは、
よく聞く話かと思います。

知識を入れたり、
単調作業はできるけど、
それをうまく使いこなそうとする力が
育ちにくいようになっています。

実際、日本の学力は、世界の学力と比較しても、
思考力、論述力などが弱い傾向にあります。

これらは、
ネット検索ですぐに見つけることができる情報です。

そこに対して、
危機感を感じている文書がたくさん出ています。

もちろん文科省も

これについて、
国、学校教育の中心になる文部科学省ももちろん認識しており、
学習指導要領といわれる、
学校の先生の教育基準の指針にも、

知識だけは足りないというような内容で溢れています。

学習指導要領のみでなく、
随時いろんな指示が学校現場に舞い込んできます。

例えば、
・今後、ITスキルが必要になってくるから現場でも取り入れるように指示
・子ども一人一人の個性に合った教育をするように指示
・学力だけではなく、学びに向かう力や人間性も評価に入れるように指示
などがあります。

ほんとごもっともな意見も多いんです。
現場の外から見れば。

現場は対応しきれない

学校の先生の力ぶそくと言われればもちろんそれまでの話なのですが、
そうは言っても先生も一般人なので、
今回はその部分は置いておきます。

対応できない原因その①先生達がイメージできない

学校によっては独自の仕組みが出来上がってきているところも
特に最近では多々見受けられます。

でも、カリスマ性のある管理職の先生がいる学校に
限っているように私は感じています。

ほとんどの学校では、
改革をする労力を持っていないのではないかと。

もちろん、
そんな学校や先生を批判しているわけではありません。

現実的にそうだと感じているという話です。

今、現場にいる先生方は、
これまでの教育を受けてきた人達。

自分が経験してきたこと以外の学校をイメージするのって難しいと思います。

だからといって研修を増やしても、
そんな暇はないと研修に意欲的ではない先生がほとんど。

研修に行っても、
綺麗事を並べられるだけだと思っていますし。

目の前の業務をこなすには、
今までのやり方でするのが、
それぞれの先生の中できっと現状の一番早いやり方。

ゆっくり現在の学校現場に想いを馳せる時間なんてありません。

あと、言っても変わらないし、
と捻くれもあったりで。

そんなこんなで、
最先端・時代に応じた教育をイメージできないのは1つの原因かと思います。

対応できない原因その②教科書が変わらない

これって結構原因として大きいんじゃないかと思ってます。

学校の先生って、
自主教材を作るのは現実的ではないので、
教科書に沿って進めていくことがほとんどです。

教科書って、
”知識”は書いているけど、
”取り組み・授業構成”などはあまり書いていません。

小学校などでは、”発表し合いましょう”と書いていたりはしますが、
具体的な方法は各先生の裁量に任されます。

中学・高校などでは、
そのようなことはほとんど書かれていません。

私は数学なので、
数学を例にするとざっくり教科書の構成はこんな感じです。

・概念についての説明(なんかようわからん)
・こうやって使いますの例題(ふーん)
・実際自分で解いてみようの問題(今とおんなじ感じでやればいいんでしょ)
・使いこなしてみようの応用問題(・・・どっから手つけてええんかわからん)

( )がきっと多くの子ども達の心情です。

探求していく部分も、
自分の意見をいう部分も、
試行錯誤する部分も、
課題解決に向けて取り組む部分もなかなか身につきにくいですよね。

でも、
テストをしないといけなくて、
範囲理解させないといけないといけない時間がカツカツで、
これらを育てていく時間を作りにくいし、

先生は子ども達に
”内容をわかってほしい”との思いで授業を構成します。

だから、
教科書の内容を覚えたり、理解するだけの
学習時間になってしまうんではないかと思います。

国の思いと、現場の実情の歯車が噛み合う日は来るのでしょうか。

学校の実情を知った上で、
別の部分を塾で補っていければなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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