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大前暁政著「本当は大切だけど,誰も教えてくれない授業デザイン41のこと」
2030年に向けた新しい授業デザインのために役立つ内容です。
そもそも,教師ならば,授業に関していろいろな疑問をもっているものです。
「子ども主体の授業をつくるには?」
「協働的な学びをつくるには?」
「授業を0(ゼロ)からデザインするための方法は?」
「個別最適化を取り入れた授業をつくるには?」
「主体性を高めるためには?」
そんな様々な疑問に対して,具体例を示してくれる本です。
具体的な授業記録が多くあります。
授業方法の詳細な説明もあります。
子供の学びをつくっていくための環境づくりの工夫もあります。
具体的な授業記録とともに,解説が入るので,理解がしやすいはずです。
「そもそも授業とは何か?」
本書を読むことで,授業に対するイメージが変わります。
教師ならば,授業に力を入れなくてはいけません。
学校生活の大半の時間が「授業」です。
授業が充実するからこそ,子供も保護者も,そして,社会も教師や学校に満足するのです。
心ある教師は,授業で勝負してきました。
しかし,子供主体の学びをつくろうと思ったら,一筋縄ではいきません。
教師ならば、授業に関して,基礎から,0(ゼロ)から学ぶ必要があると思います。
ところが,ベテランの大量退職により,ベテランからの知恵の継承がなされなくなってしまいました。
現場は若手教師であふれています。
誰もが,「本当に大切な知識」を継承されていないまま,自分なりに教育を進めているのが現状です。
この風潮に一石を投じるのが,この書籍だと思います。
大前暁政著「本当は大切だけど、誰も教えてくない授業デザイン41のこと」(明治図書)より