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<後編>「本を『偵察』したことある?」偵察の方法論【ランタンnote】

(*ランタンnote毎日更新|5日目)

こんばんは、AKIです。
学習者のレベルアップを助けるサイト「LearnTern」の運営とかとかやってます。

ブルボンのルマンドシリーズが好きで、いつもどれを買うか悩むんですけど、最近はルマンドとチョコリエールをどっちも買うようになりました。プチ贅沢。近況でした。

さて昨日は具体的な学習スキルとして「本の『偵察』」紹介しました。
が、「WHY」と「WHAT」だけで終わってしまい、「HOW(やり方)」は今日に回すことに。

お詫びと言ってはなんですが、今日の後半では、もともとのメモにはなかった内容も入れています。とても役立つ「イメージ力」についてです。

昨日のnoteを読んでない人は意味がわかりにくいと思うので、できれば読んでから来てね。

どうやって偵察するか【HOW】

偵察の目的(WHY)や偵察対象(WHAT)を理解したあなたがやること。
いざ本を偵察。

しかしすぐにページをめくる手が止まってしまうかもしれません。

「どうやって偵察すれば……?」

偵察方法① アウトライン(目次)を読む

これは基本ですね。すでにやっている人も多いかも。

目次のクオリティは本によってマチマチですが、偵察しやすい目次からは昨日紹介した偵察目標7つすべてが手に入ることもあります。

<偵察目標メモ>
・メッセージ
・コンセプト
・知っていること/知らないこと
・作者の価値観
・重要ポイント
・記憶ポイント
・構造

目次を読む上で特に大事になるのが「イメージ」です。目次からどれだけ内容をイメージできるか。

この「イメージ」については後半で書きます。

偵察方法② はじめに/あとがきを読む

7つある偵察目標の中でも優先順位が高いのが「メッセージ」と「コンセプト」。

これらが書かれている率が高いのが「はじめに」「あとがき」に相当する部分です。

「はじめに」はテキトーに読んじゃダメです。最初の宝箱です。
学習者にとって「あとがき」は最後に読むものではありません。さっさと読んじゃってください。

偵察方法③ 図を探す

本によっては図があります。
図は、作者が伝えたい情報を二次元で構造化したものです。偵察目標でいえば「重要ポイント」「構造」などが見つかりやすくなっています。

パラパラめくって図を探すのは比較的カンタンでしょう。

偵察方法④ パラパラめくる

パラパラめくっていくのも重要な偵察方法です。

頻出ワード(「作者の価値観)」)や「知っていること/知らないこと」、「記憶ポイント」を見つけられれば最高です。

パラパラめくるときは、本を「読む」のではなく「眺める」ようにしましょう。速読をしているわけではないので、内容はわかりません。

文章というのは「A→B→C→D→……→Y→Z」と読んでいくことで理解できます。パラパラめくるだけでは、なかなか難しいです。

パラパラめくりは「A、D、E、F、……、Q、X、Z」があるな―とわかるイメージになります。

試して慣れていきましょう。

ちなみに、偵察のタイミングは一番最初だけじゃありません。
章が切り替わる度に偵察してもいいし、本を開く度に偵察してもいいのです。

重要なのはイメージ力

すでに偵察をやった人もいるかもしれません。このnoteで偵察という言葉を知る前に、同じことをやっていた人もいるかもしれません。

でも難しいですよね。
たぶん今から始める人も、最初は上手く行かないと思います。

重要なのは「イメージ力」です。
しかし単純にイメージ力といっても仕方ないので分解してみましょう。

ここでいうイメージ力は「質問力×連想力」の式で表せます。

「質問力」は、限られた文や見出しから質問を思い浮かべる能力です。

・どういう意味?
・何のため?
・いつ/どこの話?
・具体的/抽象的には?

質問をすることで、情報を増やすことができます。
もっと言えば、自分とこれから学ぶ対象のタッチポイントを増やすことができます。

丸くて滑るボール(偵察で得た情報)を、質問によって凸凹にしていく感じです。

「連想力」は、自分の知っている具体的なイメージを想起して、目の前の情報に結びつける能力になります。

イメージをつくりあげるために使える素材は、すでに自分が知っているものだけです。既知の情報で未知の情報を表現します。

ボールの凸凹に自分のイメージを貼り付けていく感じですね。

ちょっとフワフワした説明になってしまいました。
もっと上手く説明できるようになったら、またnote書きます。

とにかく「質問」と「連想」によって目の前の情報価値を上げるのが「イメージ力」なのです。

読書効率はスキルで変わる

というわけで『偵察』を学んできました。
知っているだけのことに大して意味はないので、使えるようになってください。

他にも読書に役立つスキルはいろいろあります。
逆算読書術とか、理解を促進するスキルとか。

読書はスキルで変わります。
Let's acquire SKILLs !!

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「できないから、やりたい。持ってないから、欲しい。なっていないから、なりたいんだ」
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AKI /学習のアーティスト
学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。