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記憶術の基本をインストールする|mnemonic OS【ランタンnote】

(*ランタンnote毎日更新|11日目)

こんばんは、AKIです。
学習者のレベルアップを助けるサイト「LearnTern」の運営とかとかやってます。

思えばこれだけ長く図書館に行っていないことは小学校以来一度もなかった気がします。僕がめちゃくちゃ金持ちなら家を図書館にするのに。でも僕が図書館に求めているのはまだ見ぬ本との出会いなので、マネジメントは別の人にしないと。
妄想おわり

さて昨日は「理解も記憶もスキルなんだから鍛えられるぜ」的な話をしました。

理解と記憶のうち、今日は「記憶」の方の話をします。
記憶術の基本をインストールしておきましょう。

記憶力は誰でも伸ばせる

「私、記憶力わるくて……」

記憶術のトレーニングもしたことない人がそれを言うのは反則です(何のルールだ)。

バットの振り方、ボールの投げ方、キャッチのコツを学んだことがない人が、ちょっと遊んだだけで「オイラ野球は苦手なんだい」とか言ってたら、コイツ何言ってんだって感じじゃないですか。それと同じです。

まあでも確かに、記憶術はちょっと難しめかもしれません。
トレーニングが必要です。

でもトレーニングが大事なのは何だって同じ。

だから記憶術は誰にでもできるんです。訓練すれば。
昨日書いたとおり、素人から一年で記憶力コンテスト(的なやつ)で優勝した人もいます。

記憶術は才能ではなく、努力と工夫です。

記憶術の3原則

以前サイトの方で、記憶術の原則を3つにまとめて紹介しました。

ここでも改めて紹介します。
記憶術の基礎<mnemonic OS>をインストールしましょう。

*mnemonic OSはさっき思いついた造語です。深い意味はありません。

① 関連させる

記憶術の基本となるプロセスの一つが「関連させる」です。
そのままでは記憶しづらい情報を、他の情報と結びつけることで強固にします。

「場所法」と呼ばれる有名な記憶術では、自分がよく知っている情報に覚えたい対象を結びつけます。

「理解する」のときにも話しましたが、"既知と未知の結びつけ"というやつです。

知識は頭の中でネットワーク上に保存されていると示す研究もあり、それらの理論にも整合する原則になっています。

② イメージする

ただの言葉より、質感を持ったイメージのほうが情報量が多くなります。

勘違いされがちですが、情報量が多い=覚えにくいわけではありません
情報同士が結びついていないから覚えにくいのです。

意味のある情報を結びつけて覚えやすくすることを「精緻化」と言ったります。別にこれは覚えなくていいです。

場所法でも、イメージ化することによって記憶対象を知っている場所に結びつけていきます。

ちなみに、イメージの材料は既知の情報です。

③ 自分を関与させる

人は自分と関連した情報の方が覚えやすいようにできています。
自分の身を守るために使える情報を優先的に憶えるように進化してきたのでしょう。

記憶術でも、自分と関連した情報を利用することが多いです。

また当然ですが、情報にコミットすることも記憶の強化につながります。

既知の情報が記憶術のベースになる

3原則に共通していることがあります。

ズバリ、「既知の情報」を使うことです。

既知の情報に覚えたい対象を結びつけていったり、既知の情報を材料にイメージを膨らませたりします。

だから「既知の情報」を増やしていくほど、記憶術は使いやすくなっていきます。ある意味では、記憶術は使えば使うほど、二次曲線的にレベルアップしていくのです。

最初はあまり覚えられなくても、そこまで心配しないでください。

今回は記憶術の3原則だけ

ここでは記憶術の3原則だけをお伝えしました。
具体的な記憶術を学ぶ前に、ちょっと3原則を意識して記憶に取り組んでみてほしいです。

さっさとその先に進みたい人は「LearnTern」で記憶系の記事を読んでみてください。

他にもおすすめのサイトがあるので紹介しておきます。

「もっと記憶術を知りたい!」
『記憶の宮殿を歩く』
大会入賞経験もあるHiRoさんが、わかりやすく記憶術を教えてくれます。

「記憶術について本格的に学びたい!」
『読書猿Classic』
ガチ読書家でやばい知識量を誇る読書猿さんによる記憶術の解説です。ちょっと難しめです。

読書猿さんのサイトは本当に知識の宝庫なので、本質的な力を鍛えたい人はこの人のブログを読み漁ってみてもいいかもしれません。ちなみに本も出しています。

今日はこのへんで。

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「できないから、やりたい。持ってないから、欲しい。なっていないから、なりたいんだ」
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AKI /学習のアーティスト
学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。