【学習前】「本当に学びたいもの」を確認するための技法【ランタンnote】
(*ランタンnote毎日更新|17日目)
こんばんは、AKIです。
学習者のレベルアップを助けるサイト「LearnTern」の運営とかとかやってます。
高校時代、テニス部だった僕がラケットの先端の重さを調整するシールを導入した時、「どうせ合ってなかったとか言って、すぐ剥がすんやろ」と言われました。試して、すぐに修正できるヤツが最強だと思ってます。ちなみに一ヶ月後くらいに剥がしました。
今日のnoteは学習の原点を分析する方法について書きます。
「学習の原点の分析?」
言い換えましょう。
「本当に学びたかったことは何なのか?」
あなたが出会ったトピック(原点)は"上"か"下"か
「学びたい!」と思えるものに出会った時、最初にするべきことは何でしょう?
別にあなたが何の学習戦略も持とうとしないのなら(趣味=学習の人ならば)、何をしたっていいです。
けれど一流の学習者は戦略を持ちます。
そんな一流の学習者が「学びたい!」ことに出会った時に最初にすること。
それは「そのトピックが"上"にあるのか"下"にあるのかを判断する」ことです。
言い換えるなら「学びたいと思っていることの最上位概念は何なのか」を判断することです。
何のために、そんなことをするのか?
――本当はしたくなかった学習をしないためです。
"上"と"下"、体系の階層関係
物事には上位概念と下位概念があります。
抽象と具体のはなしです。
たとえば「果物」に対して上にあるのが「食べ物」、下にあるのが「りんご」です。
これから学ぶ対象が、体系の中の上に位置するのか、下に位置するのかを判断するイメージをつくりましょう。
「デザインを学びたい!」
→「デザインは上位概念かな」
→「学びたいのはグラフィックデザイン? UXデザイン? 環境デザイン?」(学習対象の具体化)
「プログラミングを学びたい!」(Aさん)
→「上位概念かな?」
→「どの言語を学ぼう?」(学習対象の具体化)
「プログラミングを学びたい!」(Bさん)
→「下位概念かな?」
→「アプリ開発全体の中で学びたいのは? 企画?」(学習対象の修正)
このように「学びたいこと」を具体化したり、修正したりします。
当然ですが、これを実行するためには「そのトピックが上か下かを判断する方法」が必要です。
HOW|そのトピックが上か下かを判断する方法
まず大前提として、「上か下か」は相対的なものです。
例で出した「プログラミング」。AさんとBさんで「上か下か」の判断は違いました。どっちも正解です。
だから考えなければならないのは「自分にとって上か下か」です。
必要なものは2つ。
「そのトピックに関する情報」と「自分に関する情報」です。
何かを学びたいと思ったら、そのトピックのHOW(プログラミングをどうやるか)から始めようとしますが、まずはWHAT(プログラミングって本当は何?)、WHY(そもそも何のためにプログラミングが存在するの?)などのメタ知識を取得しに行くのがベターです。
「トピックに関するメタ知識」を得たら、「自分に関する情報」を分析します。そもそもなぜ、そのトピックに興味を持ったのでしょうか?
このプロセスを踏めば、そのトピックが「上か下か」、学びたいことの最上位概念が何なのかがわかるはずです。
今日はちょっとコアな話をしてみました。
でも大事なことです。
じゃあ。
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「できないから、やりたい。持ってないから、欲しい。なっていないから、なりたいんだ」
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学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。