「具体化」と「個人化」のはなし【理解のために必要なスキル】
「この話ワタシに関係ないよ」
「そうかな?」
「そうだよ」
「君がそう思うならそうだね」
「……やっぱ関係あることにする」
「(嬉)」
(ある師匠と弟子の日常)
こんばんは、LearnTernのAkiです。
結局、年末年始はLearnTernを更新していないことに気が付きました。明日くらい「理解の6側面」について書きます。
明日に向けてのストレッチ的なノリで、今日のnoteは理解に関する話をしようと思います。「個人化」の話です。
理解するための具体化
本とか読んでいると、ちょっと抽象的な内容が出てきたりしますよね。すぐに具体例を挙げてくれる場合もあれば、そのまま走り去っていく場合もあります。
そんな時、僕らは良い理解のために「具体化」スキルを発動します。してない人はやってください。
具体化することで僕らの理解は促進されます。
苦手な人はけっこう苦手ですよね。
抽象と具体
一応、抽象と具体についての前提知識を共有しておきましょう。
まず「属性」と「値」です。
プログラミングとかしている人ならよくわかるかも。
属性は値が入るスロットみたいなものです。
属性「長さ」→値「170センチメートル」
属性「色」→値「赤」
抽象というのは、この属性の値がフリー、もしくは値の範囲が広い状態になります。
「長さ」→「150~170」
「色」→「Free」
具体化は、属性に値を入れる、もしくは入っている値の範囲を狭めるプロセスです。
属性にきっちりと値を入れておくことで、ふわふわしていた対象がガッチリします。想像しやすくなるわけですね。
具体化と個人化
でもただただ具体化するだけでは理解パフォーマンスの最大化はムリです。
「ただただ具体化」とは、とりあえずの値をぶち込んだ状態ですね。
そこで登場するのが「個人化」。
これは具体化の一種です。
属性に対して、自分と関係の深い値を入れていくことで「個人化」になります。
特に重要なのは「文脈」属性です。
ここを上手くデザインしてぶち込むことで「自分事化」できます。
理解という営みにおいて最も重要なのが「自分と関連付ける」こと。
自分の経験や知識によって作られたネットワークの中に、新たな概念を組み込むことです。
学習意欲も高まります。
この辺りに関しては今後リリースする(鋭意制作中の)「LearnTern代表コンテンツ」に組み込んでいく予定なので、リリースされた時はよろしくです。
とりあえず今後、具体化が必要なときは個人化できないか考えてみてください。
明日はLearnTernの方で「理解の6側面」について。
ではまた。
ーーAKIーー
ージコチューは強いー