「2025年、人は「買い物」をしなくなる」について 要約と考察


こんばんは、あきです。

お疲れ様です。

タイトルの通り作成しました。よろしくお願いします。

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著者について
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著者の望月智之さんは、「株式会社いつも.」の取締役副社長である。

デジタル関係の雑誌を見たことがある人は、もしかしたら
聞いたことがある名前なのではないでしょうか?


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「買い物」とは?
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本書では、「人々が買い物をしない時代は近い未来に訪れる」と断言している。

「買い物」とは、買い物をするあらゆるプロセスがなくなると定義づけている。

旧来の買い物とは…
「車で家を出て、渋滞を走りショッピングモールに行き、空いている駐車場を見つけ、陳列している様々な物と比較し、歩き、選び、レジを並びお金を払い、時間をかけて帰る。」と表現している。

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人々の今の現状
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旧来の紛らわしい行動が最適化され、時間をそこに費やすことが、段々と無駄であると人々が気づき始めている。

さらに、物の所有について、
デジタル包括時代では、人々は物を所有しなくなった。

今の若者は、家も車も持とうとはしない。
物を所有することが、損であると考えるようになったのである。

その最もたる例が、
「買っているのに所有しないメルカリ」や「カーシェアなどのレンタル産業、食べ放題」等に見られる「サブスク」の普及である。

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今後の買い物
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 買い物の楽しみはゼロになってしまうかというと、そうではない。
実店舗でも、ネットショップにおいても、「荷物が家に届く瞬間、開封する瞬間」
はドキドキしたはずである。

実際、デジタル先進国の中国では、開封の動画を出しているものが
沢山存在している。 ※中国については、後ほど説明する。

今は、まだ買い物をしていない子供達は
大人になると「買い物」をすると言う概念すら
ないのかも知れない。
紛らわしいプロセスを省略した事により、人々は
店の雰囲気を楽しみ、家族の団欒を楽しみ、
「体験する」と言う
買い物本来の楽しさに再び気づく事になるだろう。

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デジタル先進国の中国では
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「ライブ配信」と「Eコマース」を掛け合わせた、
ネットで個人が宣伝を行う、E C(イーコマース)が盛んである。

名のあるインフルエンサが1日何千万も売り上げを行う。

日本でもyoutubeなどのインフルエンサーに
高い報酬を元に、交渉を行っている企業も増え始めている。
特に若い人は、「AI」と「口コミ」に信頼を寄せるようになってきた。

ネットで「おすすめの商品」が表示されると思うが、
これはAIが、検索履歴や購買履歴などを参照して、
数多くの商品の中から、「おすすめ商品」を見つけてくれる。

購入者はこのシステムにより、
商品を選ぶ事に時間をかけなくて良くなり、
機械が勝手に選んできたものに、「判断」するだけで良くなった。

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ネットショップの普及により
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ネットショップは…

・自分の感覚だけで選んで失敗したくない。
・選ぶ時間がもったいない。
・みんながいいと言っているものが欲しい。

上記のようなニーズを全て満たしてくれる。

今までは、商品棚が実店舗のお店にしかなかったが、
インターネットの普及により、デジダルな商品棚が身近になり、
わざわざ時間をかけなくても良くなった。
棚が家に来るどころか、持ってこれるようにもなった。

今後は5Gの出現で一気に加速し、
より一層買い物をする事に時間をかけなくてもすむようになるだろう。

デジタルの普及により、人々は物を所有しなくなった
その最もたる例が、
「買っているのに所有しないメルカリ」や「カーシェアなどのレンタル産業、食べ放題」等に見られる「サブスク」の普及である。

実際、アメリカでは、大型ショッピングセンターが次々と姿を消している。
「アメリカの今を見れば日本の10年後がわかる」と言われるが、
日本でも実店舗は消えていくと考えられる。


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ビジネスの戦略
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ビジネス形態として
・B to C(Business to Comsumer):企業が消費者に商品を売る
・D to C(Direct to Consumer):メーカーが独自にECサイトを運営したり、Amazonや楽天などの既存のECサイトから出品する

企業も生き残りをかけて、様々な形態に取り組んでいる。


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まとめ
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 5Gの出現により、人々はより一層物を所有しない。大容量の個人データの集約、送信が可能になるだろう。
そして、「AI」のさらなる普及により、人々の生活に対する価値観、生活環境が大きく様変わりするだろう。

長い歴史の中で、企業は消費者を獲得すべく、試行錯誤をしてきた。
今までは、実店舗での消費者の購買の取り合いだったが、

今後は、消費者の「時間」の奪い合いを行うだろう。

私(あき)の所感として、
2020年10月現在、日本に5Gは導入されてまもない。
私の肌感覚ではあるが、youtubuなどでは、5Gのメリットよりもデメリット(人体への害)などの動画が
多くアップロードされている感覚すらある。

新しいことを受け入れられない、国民性なのだろうが、
やはり、このデジタル社会においては
スピードが命だと思うので、「我が国のスピード感のなさは命取りになりかねない」とも考える。

中国のECに商品依頼を行なっている知人にも言われたが、「日本にはECの文化は浸透しないかも知れない」可能性もあるとも聞く。

私もどちらかと言えば、その意見に賛同である。
たぶん、「受け入れる世代」と「受け入れられない世代」に分かれ、
「ますます2極化するのではないだろうか」と言う懸念すら抱く。

「日本の10年後を知りたいのであれば、現在のアメリカを見よ」とは良く言うが、
パラダイムシフトを迎える、世の中はすぐそこまで来ているのである。
悠長に構えている暇はないのだ。

 そして、中国を我が国は低く見る癖があるが、
私も上海に近年行った事があるが、デジタル分野では、15年位遅れている印象すら抱く。

一時的に日本は中国よりも国力が上だったのかも知れないが、
長い歴史を見れば、明らかに中国の方が優れていた国だと言わざるを得ない。

今現在のそれぞれの立ち位置をしっかりと、見極めお手本にするぐらいの気概がなければならないと考える。

我が国で、
大学病院の診察いつまでも待たされる問題があるが、
これも、アリババのシステムを使えば簡単に解決するのである。

喫茶店、コンビニで並ばされて文句を言うものも存在するが、
これも中国の「ランキンコーヒー」と業務提携をすれば良いのである。

物事には、メリットデメリットが存在するが、
真似て成長して、いらなくなったら捨てれば良いのである。
そのような時代になるためには、まずは「人々のマインドから変えていく必要があるのではないだろうか」と考える。

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