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休職のこと⑦退職した友人たちと話して

休職中に退職も考えた時期もありましたが、こうして今は復職訓練をしています。

休職中、真っ先に私を支えてくれたのは、教員を退職した友人たちです。

たくさん話を聞いてもらって、少し元気になってきてから、
今も先生として働いている友人たちとも話ができるようになりました。

退職した友人たち

私の周りで退職した人は、
若手を終えて中堅に差し掛かったころに辞めた人が多いです。


学生時代からの友人だったり、職場の同僚だったりと、出会った場所や職場の場所はそれぞれ違えど、

皆もれなく、

  • 増え続ける業務の量

  • 児童トラブル

  • 保護者対応

  • 他の職員(管理職含む)との関係

など、本当にたくさんの問題と向き合いながら働いたのち、退職を選んでいました。

そんな人たちに私が休職したことを話すと、
「話聞くよ!」
「そばにいるよ!」
と言って会ってくれました。


親身になって話を聞いてくれた

退職した友人たちは皆、「続けたい」と「辞めたい」の葛藤を経験した人たちです。

なので、適応障害になって退職か復帰か悩んでいる私に、本当に親身になってくれました。

「あきも今すぐ退職しちゃいなよ!」みたいな偏ったことは誰も言わず、でも退職した自身の経験はたくさん教えてくれました。


SNSなどでは、教員を退職した人たちが
「学校はオワコン」「非常勤×副業が正解」「正規をやめてよかった」などの発信しているのを最近よく見かけます。

それだけ、退職した人たちが新しい生活の仕方を見つけて楽しく生きているのでしょう。発信できるテーマがあるのはとてもいいことですよね。

私含め多くの人が参考にしていると思います。

でも、私は休職中は退職も復職も捨てきれていませんでした。さらにがっつりと精神を病んでいる状態でした。

そんな不安定な状態のときに、退職のメリットだけを聞いて退職に踏み切っていたら、今頃きっと後悔していたと思います。 


後悔はしていない

退職した友人たちも、辞める前は

  • この仕事自体はすごく好きだし…

  • 雇用も給与も安定してるし…

  • 夏だけは企業よりも長めに休みやすいし…

  • 給食好きだし…笑

と正規教員の良さも感じて悩んでいました。
けれど、

  • 残業がない、あっても残業代がちゃんと出る

  • 中途採用でも研修期間がある

  • 出退勤時間と休憩時間が守られている

  • 平日休みがある(転職先の職種による)

  • 福利厚生も最低限はちゃんとある

  • 仕事で「自腹」は全くない

  • 常に仕事のことを考えている状態からの解放

これを経験すると、
「もうあの環境には戻れない」
「こんなに生活に占める仕事の割合が減るなら、多少給与下がっても全然平気」と話していました。

とくに「常に仕事のことを考えている状態からの解放」はとても大きかったみたいです。


元気になるまでは休んで

たくさん話を聞いてもらって、
退職や転職の体験を聞かせてもらって、

その上で友人たちから言われたのは
元気になるまで休んで、それから決めてね
ということでした。

心身が元気じゃないときは、自分ではそんなつもりはなくても冷静な判断ができないことが多いよと話してくれました。

退職して後悔はしていないけど、
退職はいつでもできる。

だから今決めないで、まずは休もうと言ってくれました。


いつでも辞めれるし、戻れる


ちなみに、

退職はいつでもできる と同じくらい
戻りたくなったらいつでも教員になれる

と言われました。笑

教員は今、人手不足ですもんね…。

私の自治体でも常勤講師や非常勤講師は常に募集されているし、正規教員の採用倍率も下がっています。

心身が元気にさえなれば、辞めるのも戻るのもなんとかなる!と思って肩の力を抜こうと思います。




こうして振り返ると、友人たちに本当に根気強く話を聞いてもらったなぁと感じています。

復職してもこんな素敵な友人たちはもう先生をしていないのだと思うと寂しくはありますが…

自分がまた元気に働けるようになったら、
同じように悩んでいる先生を支えられる人でありたいです。

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