魚青 カ レ ー
非常食にもなるしな、と思い、ローリングストックとして、常に何個かさば缶をキープしている。価格も安定しているので、近所のスーパーの割引デーに、補充している。
愛用しているのは、水煮缶。濃い味付けがあまり好きではないので、みそ煮はいつもスルーしていた。のだが。
先日、職場近所のスーパーを覗いてみたら、さばみそ煮缶「だけ」なぜか大幅に値引きされていた。水煮缶の、ほぼ3分の2。貧乏性おばさんなので、即買いしてしまった。
しかし、どうやっていただこうか。缶詰をストレート(?)でいただく、という選択肢は、私の中にはない。だっておそらく、みそ煮缶って、甘いよね。原材料表示を見ても、さばの次が、砂糖。当然、みりんも入ってるし、むむむってカンジ。
実は我が家の台所には、砂糖もみりんもない。日々の調理に「甘み」というものは存在しないのである。
昔、ある若い友人(男子)が主張していたことを思い出す。
「肉じゃがで、男を堕とせると思うな!
あんな甘い料理、俺はおかずとは認めない。
肉とイモがあるのだったら
ガーッと焼いて、塩をたっぷり振ってくれ!」
私もほぼ同感だ。砂糖やみりんで、飯が食えるかってんだ、てやんでい!(笑)
・・・と思うのだったら、どんなにお安くても、みそ煮缶は買うべきではなかったよねぇ(苦笑)。
でも、買ったからには、絶対に美味しくいただく。食材を無駄にするとか、不味いけどイヤイヤ、とか、そういうのは大嫌いなんで。
辛口のカレー粉(固形ルーは、もうしつこくて私は食べられないので、粉末でよろしく。笑)でカレーを作る際に、お肉のかわりにさばのみそ煮。意外と、よきバランスだった。甘みと辛みのハーモニー。たまにはこんなのもアリだな、と思った。
でも、今後はやっぱり、水煮缶を選ぼうと思う。みそ味が欲しかったら、自分で勝手にみそつけたほうが絶対に美味しいと思うから。