和食の塩づかい ②
私が自宅で作る料理は、基本的に和食です。
使う調味料は、塩、しょうゆ、みそ、みりん。
たまに、砂糖を使います。(いただき物のきび砂糖と黒糖)
一番使うのは、やはり、塩。
和食に限らず、どんな料理でも必ず使います。
前回の記事は、初級編でした。
興味のある方は、こちらを参照して下さい。
https://note.com/akemi4hirasawa4/n/nf37e12e79766
今回は、家庭料理ではあまり使わない方法を、解説していきます。
1.紙塩
魚の切り身に使うことが多い。
出た水分を和紙が吸い取ってくれるので、
ほどよい塩分を均一に付けられる。
やり方
①バットなどに、うっすらと白くなるくらい、振り塩をする。
②霧吹きで、水または酒を振りかける。
③半紙などの和紙を置き、食材を並べて、
上から挟むように和紙をかぶせる。
④振り塩と霧吹きを繰り返したあと、30分おく。
料亭で使うような感じがしますね。
振り塩と霧吹きは時々やりますが、
和紙を使ったことは、ありません。
日本らしい方法だと思います。
2.たて塩
小魚や切り身に使うことが多い。
紙塩と同じで、ほどよい塩分を、均一に付けられる
やり方
①ボウルに、海水に近い3パーセントほどの塩水を作る。
②素材を10分から15分漬ける。
とても簡単ですが、私はやったことがありませんでした。
少しくらいムラがあっても気にしない、
大雑把な性格が原因かもしれません。
3.水塩
調味料としての塩水。
霧吹きに入れて使うと、
一定の塩分を広い範囲に振ることができる。
①水と塩、3:1の割合で、鍋に入れる。
②中火で沸騰させて、弱火で溶かす。
③冷めると結晶するので、一度漉す。
こんな方法があったとは。
色々考えているんだな、とびっくりしました。
正直なところ、ここまで試す気はありません。
作るのは二人分ですから、それほど必要性がない。
やはり、お店仕様だと思います。
4.敷き塩
安定しない料理や、器を支えるためのもの。
サザエなどのような、貝類や、表面が平らではない器でも、
安定して食材が盛り付けられる。
①粗塩に、卵白を少し合わせる。
②団子状に丸めて、お皿に並べる。
おそらく、使った後は処分するのでしょう。
その為に、わざわざ卵白を混ぜて作るなんて、とてもぜいたくです。
家庭では、まずやりません。
ふと、塩のことを知りたいと思い、調べてみました。
思ったよりも「使い方」がたくさんあって、
驚くと同時に、興味が湧いてきました。
どの方法も、試行錯誤して編み出されたものに違いありません。
おかげで、基本的な使い方も見直すことができました。
料理をするのが、より楽しくなりそうです。
今日の夕ごはんは、塩焼きにしようかな。
ちゃんと化粧塩をして、
泳ぐような姿に見えるよう、チャレンジします。