絶対行って!フィリピンで一番美しい教会がある町
フィリピンのすべての町に行ったことがあるわけではないのに。
こんなことを言ったらおこられるかもしれないのですが……。
ここはやっぱり、フィリピンで一番すごい教会ではないかと思います。
扉から外をうつした写真だけでも、もう物語始まっちゃってるし。
絵本でも小説でも何でも書けそう。
その教会は、イロコスノルテ州のパオアイにあるパオアイチャーチ、
The San Agustin Church of Paoayです。
25年前、当時ここに住んでいた沖縄出身の女性にお会いするためにたびたび訪れていた町なのですが、あらためてすごいなあと思います。
時間や天候によって表情が変わり。なんともフォトジェニックなのです。
フィリピンがスペイン統治下にあった17世紀に建てられたもので、バロック様式というのだそうです。どっしり。
戦争や地震も耐え抜き、「地震のバ口ック」とも呼ばれるのだそう。
イロコス出身でフィリピン大学芸術学部で教える先生によると、注目すべきは、アジアの文化を感じさせる、建物のサイドにあるこの足だそう(足って…ネットでみたところバットレスという控え壁だそうです)。
スペインの影響を受けた建物なのに、確かにタイやインドネシアの寺院などにもあるような「アジアっぽさ」を感じます。
ちなみに、マニラなど数カ所に点在するバロック様式の教会群の一つとしてユネスコの世界遺産に認定されています。
周辺にはカフェができていて、教会をみながら、ハロハロやエンパナーダ、コーヒーなどをいただいてゆっくりすることができます。
ごく小さな町ですが、砂丘があったり、次期副大統領サラ・ドゥテルテ氏の夫カルピオ氏の実家が近くにあったり(すごいマニアック…)。
周辺の町にはフェルディナンド・マルコス元大統領にかかわる博物館があったりと、何かとみるべき場所が固まっているエリアでもあります。
私が大好きなパオアイに、おいでませ!
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