相手の立場に立ち成長の種を一緒に発見する!
本日紹介する本は鈴木義幸さんの「新コーチングが人を活かす」です!
「コーチングがどういうものか知りたい」
「部下の育成で学んでいる」
「人を動かすための方法を知りたい」
そんなお悩みをお持ちの方におすすめの本になっています。
私はだいぶ前にコーチングを学んだのですが、使わない期間が長すぎて、ほとんど忘れてしまいました。
なので、思い出すためにこの本を読みました(^^)
コーチングの入門書として紹介されていましたが、入門書にしてはわかりにくいという印象でした。
内容としてはコーチング大全という感じで、コーチングのスキルが64個紹介されています。
そのため、体系的にコーチングを学びたい方には不向きな内容になっています。
それだけで終わってしまうのももったいないので、私が面白いなと感じた内容をまとめて紹介します!
相手と一緒に何かを探す
コーチングの醍醐味は相手と一緒に何かを探すことである。
と鈴木さんは書かれています。
コーチングは「相手の中から答えを引き出すスキル」である。
と紹介されていることがよくあります。
しかし、”引き出すこと”ととらえると、どうしても、引き出す側と引き出される側に二分化されてしまいます。
そうなってしまうと、上下関係のようなものができあがってしまいます。
先ほど記載した通り、コーチングの目的はコーチとクライアントが一緒に何かを探すことです。
問いはコーチからクライアントに投げつけるものではなく、2人の間に置いて共有するものです。
問いに対してはクライアントはもちろん、コーチも興味を持って考えなければならないのです。
相手の成長を考える
とはいえ、なんでもかんでもコーチが問いに対する答えを出してはいけません。
たとえ相手の中に答えが見つからないものだったとしても、時には考えさせて上げることも大切です。
答えが見つからないということは、その答えを見つけるために相手が行動します。
本を読むかもしれませんし、他の誰かに聞くかもしれません。
その行動が重要なのです。
自分で取りに行った情報は、自分の中に残りやすく、後々使えるものになります。
そうすることで、相手はどんどん成長していくのです。
自分の成長も忘れない
前項では「相手の成長を考えてあげましょう」と書きましたが、自分の成長も忘れてはいけません。
誰かのコーチになるということは、自分自身はクライアントの目標になるということです。
その状態で、相手は成長していくけど、自分は成長しないとなるとどうでしょう?
「あれ?この人昔から変わってない気がする?」
と思われ、クライアントは離れていってしまうでしょう。
そうならないためにも、自分自身も日々目標を設定して達成していくことが大切です。
コーチは常にクライアントの目標である。
ということは忘れないようにしましょう。
まとめ
本日は「新コーチングが人を活かす」について紹介しました。
冒頭でも書きましたが、私も過去にコーチングを習っていました。
久しぶりにやってみると、なかなか難しく、思い通りに行きませんでした。
思い返してみると、「相手から引き出さなきゃ!」という思いがかなり強かったように思います。
「一緒に考える」という言葉を忘れないようにしないとダメですね(^^)
コーチングはフリーランスだけでなく、上司・部下の関係でも使えるスキルです。
コーチングのスキルにどんなものがあるのか、興味のある方はぜひ本書を読んでみてください!