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仕事終わりでもゆるふわで楽しい夜にしたかったから、レイトショーの余韻と共に帰る
何かがあったわけじゃないけど、仕事が終わってそのまんま真っ直ぐ帰りたくない日だってあるんですよ。
社会人になれば1日の8割は仕事です。労働です。仕方のないことです。けれどもそのまんま帰るだけの夜ってなんだか味気なくて、あえてレイトショーを観に行くことがあるんです。「レイトショー行くか!」となったのがまさに昨日でした。
実を言うと昨日のレイトショーは、計画的レイトショーでした。一昨日の祝日である火曜日に密かに企んでいたんです。わたしも社会も外に出れば休みムードを感じてきっとせっかくの休みだし映画を観に行くかと思った人はいたはずです。
でも、一昨日のわたしは映画館に行きませんでした。翌日の仕事終わりに映画館に駆け込んでやろうの気持ちを強く持っていたんです。
モーニング食べに近所のファミレスに行って、ごそごそと本読んだり、エクレア食べながら「カムカムエヴリバディ」再放送を観ては涙をこぼし、午後ど真ん中の15時になったら昼寝したりと自由気ままに過ごした休日。その反動なのか、「平日すべてを仕事で埋め尽くしてたまるか」な気持ちがムクムクっと出てきたのです。
そうなったら仕事終わりにレイトショーに駆け込む一択です。休みの日の人だかりのできてる商業施設の合間を縫ってたどり着く映画館よりも、営業終了1時間前にいく物静かな建物の中を通り抜けて指定のスクリーンに行く物静かな特別感を取りました。
そして、この特別感ってこれだけじゃないんですよ。日中の仕事のパフォーマンスにも影響してくるんですよね。
なんでそうなるのな案件が来ても「まあでも今日の帰りにレイトショー観に行くしな」と思えて快く対応を引き受けるし、いつもより30分は早く仕事を切り上げて映画館の近くのマクドナルドで簡単にご飯を済ませるスケジュール調整だってお手のものなんです。
それからお腹を満腹にして足を運ぶ映画館はポツポツと人の出入りがあるのみでシンとした空気。もうもうたまりません。このために仕事を終わらせてきたんでした。
今回観に来たのはこちら。
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総じてものすごく良かったです。先週7日(金)に公開したのもあってか、珍しく多くの人がレイトショーに足を運んでいていつもとは違った光景でしたが物語が始まればあっという間。
すべての喜怒哀楽はあのスクリーン11に置いてきました。なんなら忘れ物を取りに来たように今日また映画館に立ち寄ってパンフレットだけ買いに来てました。
上映中は物語の終盤になるにつれて各所で鼻を啜る音が所々聞こえてきて「わかる、めちゃわかる…」とわたしも声を殺して鼻を啜りながら泣いてましたからね。家でNetflix観る感覚だったら声を上げてわんわん泣いてたと思います。多くは語りませんが、今年薦めたい作品の一つになってます。
エンドロールに差し掛かっても、劇場内が明るくなってゾロゾロと退場し始めても、併設の商業施設ご閉まっててエレベーターでしか外に降りれなくてもずっと鼻を啜ってました。
外に出てぶわっと感じる2月の冷え込む夜風をマフラーで隠しながら帰宅までの道のりは映画の余韻と受けた感情の整理であっという間でした。けれどもこの時間は特別感があって好きです。
たまに同じ作品見た幼馴染に感情が整理ついたらポツポツとラインをしたためるんですが、基本は一人で悶々とあのシーンが良かった、あの時どんな感情だったのか、それに対して自分はと悶々と考えるのが好きです。観たかった世界観に思う存分浸れる贅沢な時間なんですから。
🎥🎥🎥
祝日の休み明けで、まだ週の真ん中水曜日でとなかなかな条件が揃った昨日でしたが、おかげさまで楽しい夜になりました。平日仕事だけでは終わらせたくないんですよね。
できることなら好きなことはとことんやりたいですし、「仕事」も「プライベート」も天秤がびっくりするくらいのバランスを取っておきたいです。
ゆるふわに程よいバランスを取っておくことで、また明日も頑張ろうと思えるんですからこれからも丁度良い塩梅の楽しい夜を作っていきます。
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