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【開封編】スリングショット水着は地獄への片道切符か

 きっかけは、旦那とセックスレス気味になってきたことだった。
 月イチあればいいほうで、毎回わたしが誘ってコトに及ぶ。
 たまには旦那から誘ってくれないと、だんだん女でいつづけることに疲れてしまう。

 一度、性生活について腹を割って話したら、リアルで一戦まじえるとき、いろいろ考え過ぎてしまってムラムラを保てないのがコンプレックスだってことがわかった。
 相手を気持ちよくさせることとか、自分のやり方がヘンじゃないかとかいろいろ意識しちゃうそう。
 ならどうすれば硬くし続けられるか話し合った。旦那はどうやらセルフでするときはガチガチを保てるらしい。

 つまり、極端な過激さファンタジーが必要ってことだ。

✋注意🤚
この記事は性行為やそれを示唆する表現など、R18な内容をふくんでます。
18歳以上の方や、そういうの大丈夫という方のみ読んでくださいね。

 旦那はAVとかでは着衣モノが好きということなので、お酒を飲みつつスマホで通販サイトをいっしょに見た。
 そして気がついたらわたしがこういうウェアを着ることになっていた。

紐、来たる

 旦那は仕事。家にはわたしひとり。
 宅配業者から一抱えほどの段ボール箱を受け取った。
 開封し、そこに入っていたモノをみたときわたしは、

ひもじゃねぇか!!!!)

 と思った。
 わかってる……勢いで注文した【スリングショット水着】だ。

 取り出して手に取ってみる。
 脳裡によぎったのは、パーティの後片付けでクラッカーの中身の細い紙を拾ったときの感覚だ。

 軽い。細い。圧倒的、紐。

 だがこれはクラッカーの中身の細い紙じゃなく、着用するセクシー水着なのだ。

 わたしが着るのだ。

 わたし、わたしとは何か。紐を着る存在……それがわたし???

 一瞬哲学的な思考に入っちゃったけど全然そういう話じゃないのですぐ我に返り、手のひらの紐を広げてみる。
 輪ゴムをふたつ繋げたような見た目。
 スリングショットという名前通り、Y字の木の枝と併用すれば本当に石とか射出できそうな、ストロングスタイル。
 これを股間と肩に引っかけて着る。着る?

 一応、バストトップに来る部分には幅があって、大事なところは最低限隠れるようになっているが……なんというか、発想があほすぎるよね。
 オープンクロッチやオープンバストのセクシーランジェリーよりも、なんなら全裸より恥ずかしい気がする。

 この水着を実際に使うのは、旦那との次回の営みのときだ。

(これ、ちょっと、ぶっつけで着てみせるのは無理!!)

 と思ったので、真っ昼間の明るいマンションの一室で、わたしはそれを身につけてみることにした。


⇒ 試着編へ続く


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赤石ちくわ
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