嫌な記憶が出た時の対処法。私の成功体験と失敗談。
虐待サバイバーのほとんどがフラッシュバックに苦しむ時がある。
人によっては何年もフラッシュバックが起きない時もあれば、頻繁にフラッシュバックに悩まされる時もある。
私の場合最近は程度の差はあれどほぼ毎日フラッシュバックがある。
加害者がやっていたスポーツを何かで見たり、加害者に似たような人を見かけると動悸がして恐怖心が高まりまた同じような目に遭うのではないか?と不安になる。
そういう時は利き手でもう片方の手を握って「大丈夫、今は安全な所にいるよ」と自分に言い聞かせたり、腕をさすったり、肩を埃を払うように叩いたりしながら気持ちを落ち着かせる。
家にいる時にフラッシュバックが起きたら冷えピタを額に貼ったり、冷たくしたタオルで首を冷やしたり、顔を洗ったりする。
そうしている間にだんだんと気持ちが落ち着いて来る。
物理的に身体に冷たい刺激を与えることは医学的にもとても効果があるらしい。色んな所でこの情報を見かけたので実践した結果とても効果的だなと思った。(肩から下は冷やさない方がいい)
思考的には認知行動療法を活用する。
◎どんなことがあっても、人に危害を加えてはいけない。
◎なので、被害者は自分を責めなくていい。
◎罪悪感を持つべきなのは罪を犯した者だ。
◎被害を受けたほうは自分のために自分を癒していこう。相手に情けはかけなくていい
被害を受けた方が罪悪感を持っていることがあまりにも多すぎる。
その被害にあった時期がたとえ5,6歳の時であったとしても、成長して過去を振り返った時に自分が悪いからだと思うそうだ。
それは成長の段階で周りにいる人間がそう思わせるような言動や行動をしているからであって、それをするのは周りにいる加害者と加害者を擁護する腐った人間だ。加害者はいつだって被害者を発言や行動で脅している。
加害者は自分の罪を被害者に罪悪感を持たせるようにして擦り付けてくる。被害者はその認知の歪みを理解して今までの周りからの教育は間違いだったのだと気付くべきだ。
なので、家族から虐待を受けた経験がある人は相手の事を
「犯罪を犯した加害者」だと認識して欲しい。
あなたは悪くないから。
あなたは加害を受けた被害者だから。
そこに不安定な母親、女にだらしない父親という言葉は最初に使うべきではない。
犯罪を犯した加害者である母親でいい。
その犯罪の加害者である母親は精神的に不安定で酒にだらしなくでいい。
そして精神的に不安定で酒にだらしなくても犯罪を犯してはならないことを忘れずに。(精神的なものによって刑罰は変わるという話はここではしません)それを許していたら法律がいらなくなりますよ。
日本は法治国家である。
その加害者に情けをかけるのは裁判が終わってからだ。裁きが行われて相手の謝罪の言葉をきっちりと聞いて時間をかけて呑み込めた時に情けをかければいい。加害者が死んでいる場合は、またそこから内観して表現しよう。
認知の歪みは使う言葉からも始まっている。まずは言葉の歪みから整えよう。
話はまた飛ぶけれども、成長し傷を癒して行こうとする段階にはエセ心理カウンセラーやエセ占い師などもそこに加わってくるから気をつけよう。
社会は想像以上に歪んでいたりする。
私も過去にあまりのしんどさにヒーラー兼霊視占い師の所に行って過去のことを話過ぎて家族を訴えたいと泣きながら言ったら
「そんなことをしたら、全部自分に返って来ますよ!!いいんですか!!本当にいいのね?」と脅された。50代後半の女性の占い師だった。
犯罪者が犯した犯罪の内容の話をしたのに、一体この霊視が出来るという占い師は何を言っているんだろう?道徳さえも知らない段階の人なのだろうか?霊視で私が何をされたか見えないんだね。占い師やスピリチュアルカウンセラーは、占い師の仕事をする前に道徳と犯罪学の勉強をしたらいいよ。
とにかく、つい気持ちが爆発する時こそこういった変な人に内情を話してはいけない。それぐらい混乱してしまうことは虐待サバイバーにはよくあることだからそこで自分を責めたりしてはいけない。
ただ、そういう類の人には気をつけよう。
さもないと、救いを求めて行ったのに返り討ちにあうかのごとく酷いことを言われて、ばちが当たるという呪いをかけられた上にその対価として安くはないお金を支払うことになる。(鑑定料のこと)
なので、自分を守るために、心を癒すためには心理カウンセラーやヒーラー選びは慎重に行うことをお勧めする。(相手がちゃんとした人であれば、相性が良ければよいのでは)
このように、私が歩んできた道はなだらかな道ではないけれど、失敗と成功を繰り返し生きてきた。そして、これからもそうだろう。