もうひとつのオリンピック。
東京オリンピックの足音が聞こえてきました。
この機会に子どもたちに思い出に残る企画をできないものかと考えていたところ、ありがたいご縁により東京パラリンピック100メートル走に出場予定の井谷俊介選手を学校にお招きすることになりました。
井谷選手は高校時代、甲子園を目指してピッチャーとして活躍していましたが、大学時代に交通事故に遭い右足の膝から下を失いました。
しかし彼は絶望のどん底から一念発起して陸上競技に目覚め、2019アジア大会100メートル走で11秒55秒という記録で見事に金メダルを獲得するなど、周囲を驚かせる大活躍。
今、東京パラリンピックの金メダルに最も近いアスリートと目されています。
井谷選手には全児童にお話をしていただいた後に、子どもたちの目の前で世界トップレベルの走りを披露していただく予定です。
その後は給食を子どもたちと一緒に食べてもらい、ふれあいの時間も確保する予定です。
どこの教室で給食を食べてもらうかはこれから抽選会をして、当日に向けての気運を高めていきます。
子どもたちには井谷選手を通して、困難から這い上がる不屈の精神を学び、障害者への理解を深め、パラリンピックを身近なものに感じながら応援できるようになってほしいと思います。
校長としては、こうした機会を通して子どもたちに非認知能力を養ってほしいと考えています。
非認知能力とは、創造力、忍耐力、責任感、協調性や達成感など、数値では表すことのできない能力です。
これに対して、認知能力とは、日頃の授業などで養われ、テスト等の結果で数値として表される能力をいいます。
この2つの能力は、車で言えばガソリンとエンジンオイルの関係で、どちらが不足しても上手く走ることができません。
特に非認知能力は将来子どもたちがAIを有効活用してより良い100年ライフの創造に大きく貢献できる能力であると確信しています。
来年のパラリンピックではきっと、子どもたちは大きな声で「がんばれ、井谷選手!」と応援し「金メダル、おめでとう!」と喜び合えることでしょう。
そんなことを期待しながら、今日もワクワクして子どもたちと楽しく過ごしています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
明日も絶好調!
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