悲しみもドラマのエッセンス
校門で2年生の女の子に「かわいいお洋服だね」と声を掛けると
「うん、ばあばあがつくってくれたの」
と、ワンピースの裾を広げて見せてくれました。
「それは、どんなお花かな?」
と尋ねると
「私の好きなバラだよ」
と笑顔で話してくれました。
「素敵おばあちゃんだね」
「うん、おばあちゃん大好き!」
何気ない声掛けが、祖母と孫との温かい物語を私に運んでくれて、心がホッコリしました。
日々の生活では喜怒哀楽様々なことが起きますが、ちょっとした考え方で、悲しいことや辛いことも良いことに変化していきます。
そこで是非試していただきたいのが、嫌な出来事や悲しい出来事も人生の物語の一部として捉えることです。
悲しいことが起きると、「自分はなんてツイていないんだろう...」「もう嫌だ...」と、悲しみの感情に支配されてしまいます。
しかしそれはあなたの長い物語の1シーンであって、決して死ぬまでその悲しみが続くわけではありません。
好きなドラマや映画を思い出してみてください。ストーリーの中に必ず悲劇が含まれているはずです。
悲しみの最中に「これは人生に必要なんだ」と思うことは難しいかもしれません。
心が落ち着いてきたら、この悲しみもハッピーエンドに繋がっていると考えてみてほしいのです。
すると、思わぬ時に、思わぬ形で、幸せが訪れるものです。
私は数年前、財布を落としました。
落としたと思われる駅と警察にすぐ電話したのですが見つからず、絶望的な気分でカード類の紛失届の連絡をしました。
会議中も心ここにあらずで落胆していたのですが、数時間後、警察から財布を拾った方が現れたと連絡がありました。
拾ってくださった方は
「私は、空港で財布とパスポートを落としたが、拾ってくれた人がいて助かった。あなたの財布を拾ったことによって、恩返しができて良かった」
と話してくれました。
「なぜこんなことになったのか」とその原因ばかりに気を取られて、いつまでもその泥沼から出し切れずに不平不満ばかりを言っている人は、自分が放った言葉に支配され、いつまでも悲劇から抜け出ることはできません。
苦しい時、悲しい時ほど、これは物語の1シーンであって、この先には必ず幸せな結末が待っていると信じてみましょう。
大丈夫です。きっと上手くいきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
明日も絶好調!
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