脱毛期に実際に使ったお役立ちグッズ
私はズボラです。
人の目もあまり気にならないタイプです。
ズボラな人間が、抗がん剤治療による脱毛期に使ったグッズを紹介します。
ウィッグ①
抗がん剤治療をするとわかった時に、まず思ったことは「ウィッグ買わねば!」でした。ウィッグは、合計2つ購入しました。
1つ目は、いつも行っている所の美容師さんにお願いして、医療用のウィッグの見本を取り寄せてもらいました。
用意してくれたのは、「フォンテーヌ(FONTAINE)」というメーカーのものでした。
人生の大半をボブ(おかっぱ)で過ごしているので、ボブ(おかっぱ)のウィッグを用意してもらいました。
お手入れの簡単さのことを考えて、参考にショートも用意してくれていました。
髪色は、地毛と同じくらいのダークブラウンを選びました。
ウィッグは、購入してすぐに使用できるものではありませんでした。
私が購入したウィッグは似合わせカットが必要でした。
気にならなければ、そのまま使うこともできると思いますが、私は無理でした。
とにかく初期設定の毛量が多い!
このウィッグは結局2回くらいカットしてもらいました。
正直なところ、2回カットしてもそれほど気に入ってはいませんでした。
毛量が多くて、違和感がある・・・という気持ちの方が大きかったので、他にないかと探していました。
ウィッグを探してはいたけど、普段からウィッグを使っていたわけではなかったので、何かあればいいなぁ・・・くらいでした。
まあまあいい値段なのに、あまり気に入らなかったのでショックでした。
フォンテーヌが合う人ももちろんいると思います!
初めは安いウィッグでもよかったなぁと思いました。
ウィッグ②
初めて作ったウイッグがしっくりきていませんでした。
他にいいのがないかとずっと探していました。
そこで見つけたのが「リネアストリア」というメーカーです。
10,000円前後の商品もありました。
私は、ショートを選びました。
できるだけ早くに脱ウィッグをしたかったので、ショートを選びました。
「リネアストリア」はネットで気軽に購入できるし、認定サロンで美容師さんに見てもらうこともできます。
私は、認定サロンを予約して美容師さんに直接見てもらうことにしました。
気になっているウィッグを伝えておけば、用意してくれていました。
何種類かを試着しながら、美容師さんから装着の方法を教えてもらいました。
お手入れ方法も資料を用意してくれていて、とてもわかりやすかったです。
ウィッグ、インナーキャップ2つ、ブラシ、シャンプー、トリートメント、ウィッグスタンドがセットになっているものがあったので、このセットを購入しました。
セットで14,000円以内で購入できました。
サービスで、うなじともみあげのカットもしてもらいました。
(2022年秋の情報なので、値上がりしているかもしれません)
近くに認定サロンがあるかどうかは、HPで確認してみてください。
私が行ったサロンには、県外からも予約がたくさん入ると教えてくれました。
ネットで購入して失敗するのが嫌だったので、サロンで美容師さんに直接見てもらえて安心でした!
美容師さんの性別は、サロンによって違う可能性があります。
特別に研修を受けた美容師さんが担当してくださるので、あまり気にする必要はないと思いますが、気になる方は、問い合わせをした方がいいと思います。
美容師さんの紹介があるサロンもあるので、事前にチェックしてみてください!
ケア帽子
普段、主に使っていたのはケア帽子です。
ツルツルになった時の頭皮への影響を考えて、綿のものを探しました。
楽天市場で「ケア帽子 医療用」と検索しました。
できるだけシンプルなものを試しに2枚購入してみました。
付け心地は、特に悪いということはなく、いたって普通でした。
当然のことながら、初めて使う物なので、比較対象がありません。
良し悪しもわからなかったけど、嫌な感じがなかったので、使うことにしました。
ケア帽子は、朝起きて着替えた後に装着していました。
家の中で過ごすだけなら、ケア防止だけで十分でした。
「抜けている途中の見た目を隠す」ことと、「ツルツルになった時の頭皮を守る」ことにはピッタリでした!
洗濯も他の物と変わらず、ネットに入れて普通コースで洗うだけで簡単でした。
洗う前に抜け毛をコロコロで処理するのをお忘れなく!
ケア帽子は、その後買い足して8枚くらい使い回していました。
入院中も重宝していました。
不織布キャップ(使い捨て)
脱毛期に入ると、一気に髪の毛が抜けます。
抜けてしまえば問題はありません。
抜ける途中が問題です。
特に、夜は枕や布団に抜け毛がたくさんついてしまいます。
そういう時期に重宝したのが、使い切りの不織布キャップです。
工場などで働く人が衛生管理のためにかぶっているようなキャップです。
これは、はじめに病院で試供品をもらいました。
なかなかの優れものだったので、売店で購入して毎晩使っていました。
髪の毛が抜け切るまで1ヶ月くらいは毎晩使っていたと思います。
脱毛が落ち着けば、使わなくてもよくなりました。
まずは、病院の売店で少量パックを購入して試してみるのがいいかもしれません。
ナイトキャップ
完全に脱毛してしまった時期の夜に活躍したのがナイトキャップです。
本来は、夜寝る間の髪の毛のケア用品だと思います。
夜寝る時に、ケア帽子をかぶって汗が出るのが嫌だったので、別の何かを探していました。
そこで見つけたのがナイトキャップです。
本来の使い方とは違っていますが、肌が守られている感じがしてよかったです。
肌に直接触れることになるので、素材はシルクがおすすめです。
ナイトキャップは2種類購入しました。
ゴムで止まるようになっているものと、紐で結ぶものです。
ゴムで止めると頭にゴムのあとがついたので、紐の方が使いやすかったです。
色も何種類かあったので、洗い替えで3・4枚購入しました。
さいごに
脱毛期の使いやすいものは個人によって違うと思います。
もっと細かく丁寧に用意するのが合う人もいると思います。
あくまでも個人の感想だと思っていただけるとありがたいです。
どんどん新しいものが出ていると思うので、参考程度にご覧ください。
完全に抜け切るまでは気分が落ち込む人が多いと思います。
抜けてしまったら、ハゲ期を楽しむ方向にもっていけると気が楽になるかもしれません。
がんサロンの美容師さんに何度も言われたことがあります。
脱毛する期間は、長い人生の中なら少しの期間です。
薬の治療が終われば、髪の毛は生えてきます。
2・3年で以前の髪質に戻る人がほとんどです。
希望を捨てないで治療に専念してください。
実際に、今この瞬間、脱毛期だとなかなか前向きになれないかもしれません。
化学療法を終えたら、恐ろしいくらい色んな毛がボーボーに生えてくる時期がきます。
ハゲとボーボーが人生のネタになる日がいつかやってきます。
その日のために。
オススメの記事
治療中のお役立ちグッズは、SNSでチェックするのもおすすめです!
(病気の症状を検索するのはオススメしません!!)
実際にたくさんの人が紹介してくれています。
使用感も教えてもらえるかもしれません。