大きな背中
大きな背中
一人で部屋にいるとき、黄色いカモミールティーを飲んで落ち着いた。
安心して、楽しい、一緒にいてラク。
そう思える毎日を過ごしている。
たぶん、これからも続く。
今だけじゃない。
それくらい彼のことを信頼しているし、
その大きな背中をずっと見ていたいと思った。
わたしの行きたい世界は、安心の世界だ。
眠るときはその背中に腕を回して、
ぎゅっと抱きしめられて眠っている。
わたしにとってベッドの中で眠ることは、
ほんとうに愛のかたまりなのだ。
夜、ほっとして眠る瞬間も、
朝、ぼんやりと目をあけるときも、
彼はいつもわたしの隣にいる。
わたしはいつも愛を感じることができる。
彼の寝息や、体温で。
もちろん自分一人で部屋にいる時だって、
自然と呼吸していることはわかる。
それでも穏やかな愛情を感じるのは、
その大きな背中をどこかで感じているからだ。
しっかりとクリアになる、意識
あの人を腕をつかんだら、もう、そこでねむってしまうだろう。
あたたかな春は、もうすぐそこ。