作品づくり【散文詩】
作品というものが好きだ
人が作ったもの
作品には作ったその人の真心がこもっているから
「詩は作品じゃない」と言う人もいる
私は詩も作品でいいと思う
心のまんまをさらけ出したものだろうから
作ったものじゃなくて
あるがままの自然と
言いたいからかしら
私はそこにこだわりはなく
自分で書いたものだから
自分の作品になると
単純な思考回路で
料理も作品
縫い物も作品
絵も作品
様々な作品でこの世は溢れている
機械だって作品
売ってあるものは全て作品
人間の使うもの全ては作品なのかな
人が作るもの
作品が私は好き
人の人生がかかっているし
情熱も気合いも
精神も魂も
入っている
そして何よりも「愛」が
見える気がする
人は何かを作る生き物
人間が生きる証のような「作品」というもの
より良いものにするために
伝統と知恵を繋ぎ合わせて
修行する
人はものを作り
生きる意味を見出している
物作りは人間の大切な仕事
作る手間ひまを惜しむことなく
それに注ぎ込む「愛」という作業を
奏でる全ての人に
リスペクトを贈ります
作品とは生き様
だから詩だって
自分の分身のような「作品」だと
言いたい
作品とは人生そのものであるとしたら
詩は正にそう
私は作品を詩うように
縫うように
描くように
生きているんだ
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