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本を読む生きがい

本を読む面白さに取り憑かれたのは、小学生の時。

読書嫌いの子供達を夢中にさせた、かの有名なあの本、そう「ハリー・ポッター」シリーズを読んだ事から私の読書人生は始まった。

いきなりシリーズ3作目の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」から読んだにも関わらず、面白すぎて読破してしまった小学生時代。

それがシリーズ3作目なんてこともつゆ知らず、学校の図書室で読んでみるかとたまたま手に取り、
母と担任の先生との通知表の面談を待ちながら(ちょうど学期末だった)、学校の渡り廊下に座って読んでいたのが始まり。

(おそらくタイムスリップものだったのが良かった。昔から、魔法とタイムスリップが大好物。)

その夏休みに「アズカバンの囚人」を読み切った後、やっとシリーズの順番を知り、「賢者の石」から読み始め、ちょうどそうしている間に「死の秘宝」が発刊され最後まで読破。


今思えばこの長いシリーズものを全て読み切ったことがかなりの成功体験になり、
本を読み切るってこんなに面白いんだと思った気がする。
それから学校の図書室や家の近くの図書館などに通い、たくさん本を借りるように。


ハリー・ポッターから始まった私の読書人生、
でもそれまで本なんて全然読めなかったし(絵本しか読めなかった)、活字が苦手だったにも関わらず図書室に通うようになったのは、
実は「耳をすませば」の雫ちゃんに憧れたから。

ジブリ作品の中でも幼少期から特に好きで、何度も繰り返し見ている「耳をすませば」

お父さんにお弁当を届けに行ったり、自分でも学校の図書室へ行ったり、街の図書館に行って調べ物をしたり。
何度も何度も本と図書館が出てくるあの物語に憧れて、私も学校の図書館に通うようになった。

(私の小学校低学年の時はまだギリギリ学校の図書室の本に貸し出しカードがついていて、そのカードを眺めたりしたもんです…。途中で完全にバーコードになってからは、そのカードは見ることはなくなりました。残念…。)


そんなことを思い返していて最近ふと気がついたのだが、
私はどうやら読書家な女の子が出てくる作品に憧れを持つらしい。

「ハリー・ポッター」のハーマイオニーだってかなりの読書家だし、「ギルモアガールズ」に出てくるローリーだっていつも何冊も本を持ち歩いてるし、「ワン・デイ」のエマは旅行に行っても読書をするし。

本を読んでいる、知的な少し皮肉が効いたユーモアのある女の子に、とことん憧れてしまうんだなと気がついた。(そうなれてるかは別として)


本を読んでいて良かったことは、
別の世界に行ける選択肢が複数あること。

映画やテレビだけじゃなく、書籍という媒体で別世界にいつでも飛んでいけることは、10代の多感な時期の私をかなり救ってくれたように思う。

この間、
「文章を読んで声を出して笑ったり、悲しくて泣いたりするってすごいことだよね!?」
と友人と盛り上がった。
文章で情景を表し、感情をこちら側まで立ち上がらせる作家さんたちの力は偉大である。

なるほど、本を読むことが生きがいになるんだなと、そんな救われた気持ちになった。

ずっとこれからも大切な本を、
紹介しておこうと思う。
もし良ければ読んでみてください。

高校生の時は全く意味がわからなかったけど、大人になればなるほど大切な本になる「キッチン」


読むと元気が出て幸せな気持ちになる、とてもお腹がへる「ランチのアッコちゃん」


読むたび新しい発見で心が動かされる
「西の魔女が死んだ」


上京前夜緊張のあまり眠れずに泣きながら読んだ「戸村飯店青春100連発」


学生時代に何度も何度も繰り返して読んで、陸上が大好きになった「一瞬の風になれ」


プロローグからあまりに美しく芸術の世界の厳しさと儚さを感じる「蜜蜂と遠雷」


どれもこれもおすすめの本たち。
もっと紹介したいものはたくさんあるけど、
今日はここまで。
是非おすすめの本あれば教えてください。
またね。

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