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HSPの向き合い方④

ご訪問、ありがとうございます。

先日、本屋に行くとメンタル系の本のコーナーがありました。まだまだ落ち着かない環境下での生活に疲れている人が多いからなのでしょうか。そこには、漫画で分かる「しんどい」の例をまとめた本から、文字ばかりの小難しい本まで、とにかくたくさん並んでいました。


今、私はHSPについて書かせていただいていますが、メンタル系の本の中には、このHSPについて書かれている書籍も数冊ありました。中身を立ち読みしたわけではないので、タイトルだけで想像するだけになりますが、おそらくそうであろうってタイトルもあり、


「『しんどい』と感じている人って多いのかもしれないなぁ」


と実感しました。私が書かせていただいているものは、誰かのお役に立てているのか?とふと考えてしまいました。

私は専門的な知識を勉強したわけではありません。運命的に出会ったHSPについての書籍数冊を読ませていただき、自分も当てはまるなぁと感じ、その本の中で自分にも実践できそうなことをやってみて感じたことなどをここでお話しできればと思っている、言ってみれば”ど素人”です。


ど素人ではありますが、自身がHSP気質に当てはまることが多々あるため、おそらくは私もそうなんだろうと思うので、共感できる部分や改善できそうな部分などを分かりやすくお話しできればと思っているんです。


よろしければ、こちらの記事も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。それでは、【HSPの向き合い方④】をお話ししたいと思います。


生活に必要なバランスを身に着けてみよう

生活に必要なバランスって何?

って思いませんでしたか?(「思ったよ」って手を挙げているそこのあなた!とても素直で素晴らしいです♬)


自分は、HSPかもしれない…

そう思った瞬間、「あまり周りと関わらない方がいいのかもしれない」って思いませんでしたか?


実は、私は思ってしまいました。自分のペースを否定されたり、あてにされてない、もしくは私がやることは私がやるのが当たり前だから感謝なんて言われないなんて状況になった時。


私は、「ひとりがラクかも」って思ってしまいました。だって、ひとりなら誰かにペースを乱されることもなければ、あてにされてないとしても、そのことを体感することもありませんからね。「自分は必要ない人間」って思い知らされるより、自分のことだけをやっていればいいわけですから、気持ち的にも穏やかになれます。


でも残念ながら、ひとりで生きていくことはほぼ無理に等しい。

生きるためには、家族とのかかわりもあるし、学生なら学校がある。社会人なら職場があり、そこに行くことで生活が成り立つことも多いでしょう。


専業主婦や、在宅ワークの人だって同じです。学校や職場に行くという行為はなくても、家事があります。そこには家族がかかわってきたり、買い物に行けばお店の人とかかわる。時にはお客さんとかかわらなくてはいけない時もあるかもしれません。


そのかかわりの中で、バランスを身に着けることで「しんどい」を回避できるかもしれないんです。具体的な例を次でお話ししますね。


グレーな考え方を身に着ける

HSPの特徴のひとつとして、「物事を【白】か【黒】で判断する」癖がついているというものがあります。


こんなふうに書くと「堅物だなぁ」なんていう人もいるかもしれません。堅物上等!だって、それって自分の意思があるってことじゃないですか。自分の中にルールがあって、それ以外のことは【黒】って思えるって素晴らしいと思いませんか?


ただ、時には【白】でも【黒】でもない【グレー】な考え方が必要なこともあるって覚えておくと自分を追い詰めなくて済む場合があります。世間一般ではそれを、


臨機応変


なんて言葉で表すことが多いかもしれません。物事を柔軟にとらえ、対処できる人ってそれだけで強みになると思われがちですよね。

例えば、学生で言えば、宿題が出たとします。でもその日は、予定があり、帰宅してから宿題を仕上げる時間が足りなかった場合。


きっとあなたは、徹夜をしてでもその宿題を終わらせるでしょう。それがあなたにとっての【白】だから。

この宿題は、今日中に終わらせるべき!

って思ったら、それを達成させるために一生懸命頑張っちゃいますよね。


でもそれを、

「今日、眠い目をこすって頑張っても間違えちゃうかもしれない。だったら、明日の朝、早起きしてやった方がスムーズに終わるかもしれない」

なんて考えてみてはどうでしょうか。


学校に行く前に終わらせるというミッションはクリア!という最終地点は同じ。宿題をやる時間が違うだけ。この「時間を変えてみる」というのがまさに【グレー】なんです。


「こうあるべき」を「こうしてみたらどうかな?」に変えて考えてみると、結果は同じでも、気持ち的にラクになると思いませんか?


「早起きは苦手なのよ…もし、早起きできなかったら宿題は完成しないじゃない!」


って思いました?もちろん、朝が苦手な人もいるでしょう。でもそこはあなたの性格のいい面が登場するんです。それは、「責任感が強い」という特徴。比較的HSPと言われている人たちは、責任感がとても強い人が多いです。


なので、宿題を終わらせていない状態で寝た日は、翌朝、なぜかちゃんと目が覚めたり出来ることが多いんです。

もし、徹夜をしたとしたら、頭は働かない状態で宿題をして、睡眠時間も充分でなくなり、学校で居眠りをしてしまう…なんてことになるかもしれません。眠い中でやった宿題は、間違いだらけかもしれません。


そして、そうしてしまった自分を責めてしまうかもしれません。ならば、何時までかかるか分からない宿題を眠い目をこすって無理やりやるより、「この宿題は、2時間あればできるはず」と予測を立てて、「それならば朝は5時に起きれば7時までには終わるから、学校に遅刻することもない」となり、そう決めたなら、しっかり5時まで寝る!


夜、眠い目をこすって取り掛かったとしたら、2時間以上かかってしまうかもしれない宿題が、睡眠をとることで集中して取り掛かれて、計画通りに2時間で終わらせることができたとしたら、素晴らしいと思いませんか?


比較的「こうあるべき」って考え方が身についているHSP気質の人にとっては、「こうしたらどうかな?」「こうしてみようかな?」という結果がうまくいくかどうか分からない提案は苦手かもしれません。


でも、これを身に着けることによって、結果的には自分がラクになれる可能性がとても高いんです。まずは、うまくいかなかったらどうしよう…という気持ちをちょっとだけ封印して挑戦してみませんか。


もしうまくいかなかったら…

「そんなにうまくいくの?」

って疑っているあなたへ。


【やることリスト】


を活用してみませんか?これは、HSP気質の特徴を生かした方法のひとつで、計画的に物事が運ぶと、「しんどい」と感じることも少ないそうなんです。


でも頭の中で、「今日のスケジュールは…」なんて考えていると、そのことばかりに気を取られて、予定通りにいかなかった時には「私はダメな人間だ」って思いがち。


ならば!


「今日のスケジュール」


リスト化してみるんです。スケジュールって書きましたが、細かく、「何時から何時まではこれをやって、何時からはこれをやる!」みたいなリストを作るのではありません。


「今日中にやることリスト」


って感じです。私たちには、24時間という長い時間が1日に与えられています。睡眠時間を差し引いても18時間前後は起きている時間として行動できる時間がありますよね(睡眠時間6時間の場合ですが)。


もしあなたが「私は8時間寝ないと調子が出ない」というならば、16時間は起きている時間があるということです。この中で、時間が決まっている、例えば学校や職場にいる時間には、そこでやらなくてはいけないことが決まっていることが多いので、そこにだいたい6時間から8時間、9時間取られてしまいますよね。


それでも16時間中の9時間を除いたとしてもあと7時間残っています。

この7時間でできる範囲のことを「やることリスト」に書き込むんです。そして、やったことを消していけば、その日やろうと思っていたことが意外とスムーズにできたりします。


もちろん、【グレー】という裏技を使う日もあると思いますが、そこを「今日中に終わらせられなかった」と落ち込む必要はありません。【グレー】をうまく使うことで、あなたの気持ちが少しラクになるのですから。


少し、慣れてきたら「やることリスト」に優先順位をつけると、さらに後回しにできることが見えてきて、気持ちはラクになります。後回しにしていいものは、その日のうちに終わらせなくてもいいって思うだけで、「忙しい」「しんどい」と感じる回数を減らすことも可能なんです。


頑張る時と頑張らない時を作る

HSPの特徴の中に、「いろんなことに気付きやすい」というものがあります。この特徴があることによって、「気付いてしまうがゆえに頑張りすぎてしまう」ことも多いのではないでしょうか。


頑張ることは、決して悪いことではありません。でも頑張りすぎることは、いいことではありません。


なので、あなたはあなたらしさをなくさないためにも、

「頑張る時」と「頑張らない時」

を作るようにしてほしいんです。人は、頑張りすぎれば「しんどい」と感じます。それはHSPだからとか、心が疲れてるからとかではなく、どんな人にも言えることだと思うんです。


ただ、HSPの場合、【白】か【黒】で判断することが多いため、「頑張ること=白」「頑張らないこと=黒」という考え方をする傾向があります。そこに、ほんの少し、「頑張らないこと≠黒」という式を入れてみてくださいね。時に、頑張らないことは白にもなりますから。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


また次回、♡心♡の休憩室(⋈◍>◡<◍)。✧♡でお逢いしましょう。

次回は、【人とのかかわり方①】です。

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