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顔ハメパネル

数年前の僕に比べて遊び方が変わってきていると感じる。その一つとして、顔ハメパネルに敏感になった。すぐに顔を出して遊びたくなる。

顔ハメパネルがあったとして顔を出して写真を撮る人とそうでない人では、観光の楽しさが違うことに気づいたのである。
顔ハメパネルだけじゃなくて少し恥ずかしいけれど面白そうなものは、みんなでやれば大体盛り上がる。

先月、心斎橋にあるグリコの看板をバックにして同じポーズをした写真を撮った。海外の観光客しかしていないようなポーズは少し恥ずかしかったが、やっぱり楽しかった。
他にも「みんなで変顔して写真撮ろうよ」というこの言葉はもう怖くない。高校時代はできなかった変顔も今は苦手じゃない。なんだか部活動で写真を撮った時を思い出す。ほんとあの時の僕はノリが悪かった。みんなですれば謎の一体感が生まれ面白いことは大学生になってから気がついた。

上記のようなことが当たり前にできる人もいれば、できない人もいると思う。今となっては前者寄りの僕だが後者の気持ちもよく分かる。だから後者の人に教えてあげたい。どこかで遊ぶ上で、すごくささいなことだけれど前者の方が思い出が増えることを。

ほんとに小さなことで物事は踊り出したりする。もしかすると高校時代に教えてもらったことなのかもしれない。
まあ結局言いたかったことは、顔ハメパネルって絶妙な恥ずかしさがあるから一緒にいる人にしてもらってその顔をみたいということ。

その時だけ子供の頃のような気持ちに戻ろうなんて思わない。
大人のままで、心も体も立派なままで、子供の頃にいなかったあなたに「バカみたい」って言われたい。
そして、あなたに言いたい。
「お互い様な。」

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あかの
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