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風土と素材

こんにちは。今日は久しぶりの丸一日晴天&暑いの日でした。
雨続きの心が少しスッキリしました。

さて今回は、『風土と素材の試行展』というイベントに参加してきたのでそのお話を。


『風土と素材の試行展』とは

8/19~21に弘前市・オランドで開催された展示会です。
青森県五所川原市の株式会社KOMORUとプロダクトデザインを手掛けるM&Tが連携して開発した、りんごから生まれた新素材「Adam(アダム)」の発表が行われました。

「Adam(アダム)」は株式会社KOMORUとM&Tによる津軽の風土と素材の探求により生まれました。りんごから生まれた素材であること、また今回のプロジェクトの始まりであること、そして神秘的なストーリーを宿す意味を込めて「Adam(アダム)」と名前をつけました。りんごの残渣から生まれる再生素材は全世界でも現在作られていますが、「Adam」は私達らしく津軽が持つ風土性を活かした独自の色合い等を大学とも連携をしながら研究をしています。

PRTIMESより

展示会の概要についてはコチラ↓



Adamが生まれるまで

この新素材はりんご残渣を粉末状にしてからペーストにして固めたもので、布材と合わせることで革のような風合いを出しています。
残渣の調達から粉末状にする工程、うまく固まるように様々な混ぜ物を入れた実験、そして一枚布に固める工程などが紹介されていました。

りんごの新たな可能性として今後注目されていくと思います。


トークセッションに参加

展示会に合わせて「大切にしたい津軽の風土と素材」というテーマでトークセッションが行われ、私はりんご農家としてゲスト参加させていただきました。

ゲストそれぞれのりんごとの思い出から、津軽にあるまだ知られていない資源・大切にしていきたい風土や文化についてお話しました。
津軽の独特の地域性や北国ならではのデザイン性など、私も気づいていなかった津軽のことをたくさん認識できました。
ゲストの皆さんと「津軽のよさ」について話せたことは、自分の中の誇りや好きな気持ちをさらに強くさせてもらいました。


これからもりんご農家として、津軽に住む津軽好きとしてご協力していけたらと思っています。KOMORU、M&Tの皆さんありがとうございました!