ミカミアカネ
料理好きの私が作る、りんごを使った料理やお菓子などをご紹介。 また今まで食べた美味しいりんごグルメもご紹介します。
農家で生まれ育った私が感じる、豊かな暮らしのようすをご紹介。
りんごに関する色んな知識をご紹介。
りんごからつながるモノの話。
りんご園での日々の作業について書いています。2023.6.1からは公式Facebookで更新します!https://www.facebook.com/akanesasu15/
私の拙い文章を読んでくださり、りんご情報を楽しみにしてくださっている皆様にお知らせです。6/1からnoteに投稿する記事の内容を変えます! 今までは『栽培日記』『農ある暮らしの風景』『レシピ・グルメ』『りんごの知恵袋』『もののはなし』の5つのマガジンに分類してそれぞれ投稿して来ましたが、 6/1からは『栽培日記』を茜さす果実の公式Facebookで更新することにしました。 現在主にFacebookとnoteでりんご情報をお伝えしていて、私も試行錯誤しながらの情報発信です。
私がりんごを育てている板柳町には、「RingoWork」という有名なりんご加工品ブランドがあります。お歳暮や全国の催事に"青森りんご"枠でよく登場しているのでご存じの方もいるかもしれません。 そのRingoWorkから新商品が発売されました! 板柳ではおそらく初めてのシードルで、しかも町発祥の品種"明秋(めいしゅう)"を100%使用しているとのこと。これは気になる! というわけでさっそく買いに出かけました。 販売しているのは町を代表する観光施設・ふるさとセンターです。
11月も中旬になり、青森はの紅葉はもう終わりに近づいています。 実家の祖母がやっている家庭菜園も雪が降る前には収穫を終えなければならないので、たくさんの野菜が収穫されています。 祖母によると、今年の秋野菜はどれもすごい大きい&太いんだそう。いつもの年と特別変えていることはないらしいのですが、天候が関係してるのかな? 農業ができない冬の時期の食糧はバッチリ確保できました。 果物も終わりに近づいていて、葉っぱが紅葉してきています。 11月になると周囲の景色が収穫を終えた畑や
今が旬の白カブとりんごを使って、簡単サラダを作りました。 『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』という本の中で紹介されていたものを少しアレンジしています。 材料と作り方 ・りんご 1/4個 ・白カブ 小2個 A米油 小さじ2 A酢 小さじ2 A砂糖 大さじ1/4 A塩 少々 A練りからし 少々 1.白カブは皮を剥き、縦4等分にしてからいちょう切り、もしくは縦半分にしてから半月切りにする。 2.りんごは丸ご
様々あるりんごの品種ですが、昔からあるものも新しく登録されたものもあります。今回ご紹介するのは2018年に正式登録された"なかの真紅"という品種です。 特徴 名前:なかの真紅(なかのしんく) 育成者:長野県中野市 吉家一雄氏 収穫時期:10月中〜下旬 見た目:外観は黄色の地に赤色が着色したような印象。少しいびつな形になりやすい(きれいな円錐形ではない)。果皮にワックスが出やすい。果肉が赤くなる。 味:甘みと酸味の両方が感じられる。皮は厚め。 日持ち:冷蔵で2~3
弘前に数多くあるアップルパイ。 今回は市内よりすぐりの品を食べられる、藤田記念庭園にある大正浪漫喫茶室で2種類の食べ比べをしてきました! 弘前公園に隣接する藤田記念庭園は、同市出身の実業家・藤田謙一が大正時代に別荘として建てた場所です。赤いとんがり屋根のある洋館は現在藤田氏の資料室と大正浪漫喫茶室として利用されています。 この喫茶室は洋館の雰囲気と庭園を眺めながらお茶ができるスポットとして、地元民だけでなく観光客にも非常に人気です。私が伺った日も外国人観光客の方々が多くい
10月もなかばになりすっかり空気は秋になりました。りんご園は様々な品種が収穫を待っていますが、野菜も秋物に変わりました。 祖母がやっている家庭菜園ではまだ夏野菜のピーマンやなすが少しとれますが、これからは冬の雪が降る前までの品目を育てています。 根菜類とアブラナ科の葉ものが採れ頃です。 それから個人的秋の楽しみといえば「食用菊」ですね!青森県ではよく食べられています。 旬の野菜はいきいきしていて、「これで何作ろうかな」と料理したくなります。 りんご作業で疲労が溜まりがち
ちょっとマイナーなりんごの品種についてシリーズでお届けしている品種図鑑。 今回は"陸奥(むつ)"です。 特徴 名前:陸奥(むつ) 由来は青森県の旧国名「陸奥国」。青森で生まれた品種です。 収穫時期:10月下旬 味や見た目:平均400g前後と大きくなりやすい。縦に長い円形。 無袋栽培の場合は黄緑色ですが、有袋栽培をすると桃紅色になります。 甘みと酸味のバランスがよくふんわりと香りがします。 日持ち:常温で1ヶ月程度、冷蔵で2~3ヶ月程度 陸奥はなんといっても大きいの
10月に入りりんごの収穫が本格化しています。作業の合間に食べたい、旬の品種を使ったケーキを焼いてみました。 参考にしたレシピはこちら↓ 材料と作り方(18cmパウンド型1つ分) ・りんご 200g ※小玉1個くらい ・レーズン 10g A薄力粉 100g A重曹 小さじ1/2 Aベーキングパウダー 小さじ1/2 A塩 ひとつまみ Aナツメグ 小さじ1/2 Aシナモン 小さじ1 ・卵
9月25日現在、少しずつ収穫が始まっているりんごがあります。「早生ふじ」という名称で、スーパーやネット通販などでも売られています。 しかしこの「早生ふじ」という名前、品種名ではないことはご存じでしょうか? 「早生ふじ」とは? 植物には、細胞に突然変異が起こり一本の枝や茎だけに元とは異なる形質があらわれるという、枝変わり(えだがわり)という現象が時々生じます。そしてりんごの品種にも枝変わりによって誕生したものが存在し、「早生ふじ」はその中に含まれます。「早生ふじ」は「ふじ」
本日9/18、わが果樹園で事件が起きました。 りんご畑の側面で育てていたぶどう、そろそろ食べ頃かなぁと思って今日の午後に行ってみたんです。 ですが遠目から見るとぶどうの紫色が見えない気がする…。近づいていくと、なんと房だけ残して実がひとつも見当たらないのです!! 一瞬パニックになり「どういうこと?」と思いながら残ってる実がないか探していると、なにやら頭上からガサゴソと音が。 そして「ピーピー!」という声とともにバサバサッとぶどうの葉が揺れました。 思わず「お前らかー!!
今回はりんご栽培に欠かせない薬剤散布の機械、スピードスプレーヤー(通称SS)について紹介します。 SSはりんごや梨、ぶどうなど主に果樹園で活躍している薬剤散布機です。性能や年式によって形が異なりますが、うちで使用しているのは運転席がオープンになっているもので、最新型だとキャビン式といって運転席がしっかり囲まれているものもあります。 うちでは実家と他2軒の農家で共同利用しているのですが、現在のSSを購入したのが10年ほど前で中古なのでおそらく25〜30年前の年式だそう。 元
夏もそろそろ終わりですがまだまだ暑い日もありますね。そんな日に食べたい、りんごを使ったひんやりスイーツをご紹介します。 材料と作り方(3人分) ・りんご 1個(175g) ・水 50ml ・レモン汁 大さじ1/2 ・卵白 M1個分 ・グラニュー糖 16g 1.りんごは縦に4等分し、皮をむいて芯を取る。※皮は捨てない! 2.鍋にりんごの皮と果肉、水、レモン汁を入れて弱火にかけ、10分煮る。 3.りんごの皮は取り除き、それ以外をフードプ
ちょっとマイナーなりんごの品種についてシリーズでお届けしている品種図鑑。 今回は"きおう"です。 特徴 名前:きおう 由来は「黄色い王様」=「黄王」。ひらがなで表記されることが多いです。 収穫時期:8月下旬 熟度にばらつきがあるので数回に分けて収穫する早生種です。 味や見た目:果点が目立ち、熟度が増すほど透明感のある黄色になる。 甘さの中にほんのり酸味があり、果汁が多くさわやかな印象。 日持ち:常温で3週間程度、冷蔵で1ヶ月以上 夏にとれる品種としては日持ちが長め。
うちの畑にある杏、毎年豊作すぎて持て余していたのですが今年は祖母と協力して「梅干し」を作ることにしました。 杏を使っているのに「梅干し」?と思う方もいるかもしれませんが、青森では梅より杏がよくとれるようで、杏を梅干しと同じように浸けて干したものが一般化しています。皆さん杏でも関係なく「梅干し」と呼ぶんです。 まずは7/4に収穫した杏を選別。 傷がなくよく色づいた実を使います。 ヘタの部分を爪楊枝でくり抜く作業も一緒にやりました。 そしたら塩を杏の重量10%で加え、全体に
この記事を書いているのが祖先が帰ってくるといわれるお盆の時期なので、今回は青森のりんご産業において重要な役割を果たした偉人を紹介します。 明治時代に日本に持ち込まれたりんごを青森県で根付かせた、菊池楯衛(きくちたてえ)氏です。 菊池氏は1846年、津軽藩(現在の弘前市)の武士の家に生まれます。 県庁で働いていた明治8年に、西洋から持ち込まれ国から無料で配布されたりんごの苗木を津軽地域の旧士族を中心に配って試作させました。 当時は身分制度が廃止され士族が仕事を求めていたため