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冬のぬくもり

寒い季節を乗り切るために、我が実家では薪ストーブを使っています。

りんご農家は毎年樹の剪定をして枝は基本的には燃やすのですが、その際に出る太めの枝は別に取っておきます。
また年老いたり病気になって伐採した樹はチェーンソーで切り、さらに薪割り機で割ります。

トラクターの荷台に満載して畑から家まで運搬


こうして残したものを薪として半年ほど自然乾燥させ、その年の薪ストーブの燃料にしています。

実家は2.3haのりんご畑があり、長年そこから出た薪だけでストーブを焚いてきました。
さらに私の畑も増えたので、十分すぎるほどの薪が倉庫に保管されています。

崩れないように積み上げるのはコツがいる


実家は薪ストーブのみで屋内全体が暖まるよう細かく設計されているため、冬は一般的な住宅よりとても暖かいです。
さらにストーブの上にやかんや鍋を置けるため調理にも役立ちます。ストーブの熱でじっくり煮込んだお肉や煮物は味が染みて本当に美味しいです。

さらに薪が燃えている炎の様子は「1/f のゆらぎ」と呼ばれるリラックス効果があり、見ているだけで自然と落ち着く感じがします。

実家の薪ストーブ
家のど真ん中でずっしり佇んでいます


私は生まれた時から薪ストーブのある生活をしているので当たり前に思っていたのですが、他のお宅へ行ったり学生時代にアパートで一人暮らししていた時はそのありがたさをしみじみ感じました。

自分で家を建てるときは絶対薪ストーブにしようと決めています。

寒く閉鎖的な気持ちになりやすい冬に心身を暖めてくれる薪ストーブ。ずっとそばにあってほしい存在です。

煌々と燃える薪
雪夜でもぬくぬくです

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