おすそわけ日記 287「私の使命感を煽る名セリフ」

今朝、観音気功のクラスに参加して、びっくりする程、元気になった。

のだが。夕方、餃子を六十六個作り、母の仕事の相談に乗ったら、元気使い切ってしまった。

私の元気を返して。


餃子はさておき、母が断ろうとしていた仕事の話を、こんなにもアツく説得する必要があったのだろうか。

した方がいいとか、やるべきだ、からは出来るだけ離れようとしているけれど、この仕事は苦手だと頭から断るのは、「まぁ、待て」と思うわけですよ。

母のため、引いては、この世界のために、引き受けて欲しい。


祈りにも似た、この使命感がどこから来るのかはわからないけれど、それを煽る様に私の頭の中で繰り返されているのが

「キャシャーンがやらねば、誰がやる」

タツノコプロのアニメ『新造人間キャシャーン』の名セリフである。


キャシャーンってさぁ、勝手に新造人間に改造されちゃうし、お母さんはスワンになっちゃうし、もうホント、大変だよね。これ位の使命感を感じないと「俺の人生、何なんだろうな」って頭抱えたくなると思う。

切ないまでに想いの丈がこもったセリフに、ついつい「私もやり遂げるぞ！」な使命感スイッチが入ってしまう。

このセリフのおかげで乗り越えられたことは多々あり、同時に、やらなくてもいいのに手を出してしまったことも同じ位ある。


こうして、今日も、私の元気は、私個人のために使われないで、世界のために使われるのだ。

まぁ、私も、世界の一部だから、いいんだけど。




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