不登校 信頼できる大人との出会い
こんにちは。発達障害・不登校専門カウンセラーの西村あかねです。
今回は、子どもたちにとって、信頼できる大人に出会えることの大切さについてお話ししたいと思います。
私の長女は、学校が苦手、集団が苦手、友達付き合いも苦手でした。小学校3,4年生の頃から教室に入ることが難しくなってきました。
それまで仲の良かった友達に他の新しい友達が出来ていき、学校でどうやって過ごして良いか分からなくなっていました。
同じ年代の子とのコミュニケーションが苦手な娘、私もどうしてよいか分かりませんでした。4年生で完全に教室に入れなくなりました。
これから、この子はどうなっていくのだろうと不安ばかりが募っていました。
一方で、少し年の離れたお姉さんや、大人とは上手く話せるので、私が勤めていた学校の部活の生徒や、親戚のお姉さんなどとは、とても楽しそうに話すことが出来ていました。
年が離れていると、うまく娘のペースに合わせてくれるので、本人も安心してコミュニケーションをとることが出来たのでしょう。
娘は、現在中学2年生ですが、小学校1年生からずっとピアノの習い事を続けています。
最初は、私が習わせたくて行かせたのですが、そこのピアノの先生が、とても優しくて穏やかで、決して無理強いさせることもなく、娘のペースで進めてくれる方でした。とても娘に合っていて、娘は、毎回楽しみに通っています。
また、先生はピアノの指導だけでなく色々なお話をしてくださっているようです。娘は、私にその内容は話しませんが、いつも「癒し」と言って通っています。
娘にとって、ピアノの先生は、自分を理解して、励まし、相談にのってくれる、信頼できる大人です。
コミュニケーションが苦手な娘のありのままを受け入れ、支えてくれる先生。娘にとっても、私にとってもとても大きな存在です。
娘は、中学2年生になって、徐々に同級生ともコミュニケーションが取れるようになってきました。まだ苦手さはありますが、これもピアノの先生をはじめ、たくさんの大人やお姉さん達が優しく娘に接してくれたからだと感じています。
娘が幼いころは、沢山の友達に囲まれて、元気で明るい子に育ってほしいと勝手な理想を掲げていました。
しかし、それは、私のエゴでした。今は友達は沢山いなくてもよいから、信頼できる友達が数人いれば十分だと私は思っています。
そんな気持ちに私をさせてくれたのは、娘が出会った、信頼できるピアノの先生のお陰です。
娘は、信頼できるピアノの先生に出会ったことで、大きく成長することが出来ました。
娘と私にとって、この出会いは一生の宝物です。
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