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イラスト制作配信を300時間くらいやってみた

こんにちは!あかなと申します!
2Dアーティストとして、ゲーム開発にかかわることを目標に絵を描いています!

普段はこんな絵を描いているよ!↓

前回の投稿から1ヶ月近く経ってしまいましたが、今回は2回目の投稿です。

タイトルにもある通り、この記事では私の活動の一つである「お絵描き配信」について話します。

ざっと300時間くらいお絵描き配信をしてみたので、その体験を皆さんに共有したいと思います。
かなり長文になってしまうのですが、
これからイラスト作業配信(お絵かき配信)をやってみたいな~と思っている方の参考になれば幸いです!



■無名底辺絵描き、配信を始める

自己紹介記事でも紹介したように、私はインターネットでの活動を始めたばかりの無名絵描きでして

  • 各SNSフォロワー数はほぼ無に等しい状態

  • 配信経験なし

  • 配信者とのつながりや知り合いも0人

といったの無の状態から、配信サイトTwitch(ツイッチ)にてイラストを描く配信活動を現在進行形で行っています。

今年1月から配信を始め、記事を投稿している現在で配信歴4ヶ月ほどになります。


■300時間配信した結果

いきなり結果から話しますが、イラストを描く配信を300時間くらいやってみた結果、


ツイッチのフォロワーは0から42人

有償依頼2件


をいただくことができました!

そして配信はめっちゃ楽しいです!!!!

絵配信の需要はほぼない(見どころがない)と言われ、配信をする人自体あまり多くないと思いますが、個人的には結構やってよかったなといった感じです。


今回は、こうした結果を前提として、どういった経緯で始めたとか、やってよかったと感じたことなどについてお話します。

これから配信を始めたい人や、特に絵描き配信をしたいな~と考えている人の参考になればいいなと思います!


配信時間に対して視聴数やフォロワーがまだまだ少ないのが現状


■一人でも多く、誰かの目に入ることを目的に

そもそも私がなんでイラストを描く配信を始めたのかというと、

・自分の絵を一人でも多くの人に見てもらいたい
・誰かに見られているという環境に自らを置き、作業スピードの向上を図る

という目的からです。(2つ目は正直discordでいいやんってなりますが...)

もう少し詳しく説明すると、

Twitterやピクシブはイラストを上げた時か、過去に投稿したイラストが発見されたタイミングでしかフォロワーや閲覧数が増えることはなかったのですが、

配信してればイラストを描いてるときも人に見てもらえる可能性が上がるんじゃね!?と急に思い立ち、始めました。

配信を始めようと思い立った当時は、お正月間近ということもあって半ば深夜テンションみたいな感じだったと思います。まだ無職だったし。

■Twitchでの配信準備

とりあえず、思い立ったと同時に配信の始め方を調べ、各種配信ソフトやアカウントの作成を一気に進めました。
絵を描く配信や動画はよく見ていたので、その方たちを参考に配信レイアウトやオーバーレイを爆速で作って配信の準備をしました。

私は要領がばちくそ悪く、ここまでで2~3日くらいかかっちゃったのですが、そこまで難しくないし無料ではじめられるため、配信を始めるハードルは結構低いと思います!

また、普段から視聴する側としてよく利用していたこともあって、
プラットフォームはTwitch(ツイッチ)で始めました。

ツイッチには、ご丁寧にアートという配信のカテゴリが存在します。
より絵に興味を持っている人達に見てもうことができるかな~と思い、ツイッチのアートカテゴリで配信することにしました。

そこではたくさんの人が絵の配信をしていましたが、自分が描いているようなゲーム系のイラストは少なく、萌えイラストやかわいい系のイラストの制作過程を配信している方がほとんどでした。


■さっそく配信開始!!!

ツイッチはゲーム配信特化のサイトということもあって、ゲームのファンアートを描く配信を中心にやったら少しでも見てくれる人が増えるんじゃね??と思い、ゲームのファンアートを描く配信をしていました。
最初は私が激はまりしているアークナイツというゲームのファンアートを描いていました。

長いときは12時間くらい、ぶつぶつとただ一人虚空と会話してるバケモンがひたすら絵を描くという、誰が見るねんおもんなの極地みたいな光景を垂れ流すのが私のメインコンテンツだったわけです。

基本同接(配信を見ている視聴者)は1~3人で、最大同接は12人。長時間で配信をすることが多く(一回の配信が6~12時間とか)、時間帯も全く考えずに配信していたので、ほぼ誰も見ていないことのほうが多かったと思いますが、そもそも需要がないこと、基本誰も見ないだろうということはわかりきっていたので気落ちすることも全くありませんでした。

ですが、同接チラ見したときに1人でも視聴者数が増えているとより集中できたし、絵の全体や過去の作品を見せ、しゃべりで何とかフォローまで誘導するといった姑息な手を使ってなんとか絵を見てもらうようにしていました。

いつもよりめちゃくちゃしゃべったりしてなんとか引き留めようと必死なのは今も変わりません。


■やってみてよかったこと

【ばちくそ楽しい】
まずこれに尽きます!配信はとても楽しいです!
絵を描くこと自体ものすごく楽しいのですが、それに他者の反応をもらいながらできるというのは最高に楽しいです。応援してもらったり、好きですという声をリアルタイムでもらえたりすると、やっぱりすごくうれしくなります。

また、他の人から見たら自分の絵はどう見えるのかとか、こうしたほうが私は好きです!という客観的な意見等を知ることができ、
自分では思いつかなったようなアイディアの元になったりインスピレーションを受けることがすごく楽しいし、発見もあります。


【40人以上の人がフォロー(登録)してくれた、有償依頼も来た】
前述したように、ぶつぶつとただ一人虚空と会話してるバケモンがひたすら絵を描くというおもんなさ極まっている配信でも、
ツイッチのフォロワー0の状態から40人以上あつめることができました。

ほとんど宣伝等していなかったし、流行りのコンテンツを描いていたわけでもなかったのでもっとターゲットを絞って頑張ればこれより伸ばせたかなという感じです。

フォローしてくださった方にはTwitterやpixivのフォローもお願いしていたので、10~20人くらいは他SNSのフォロワーも増えたと思います(正確な数字は記録してませんでしたごめんなさい)

配信でこんなにもたくさんのフォロワーを獲得できたことは結構嬉しかったです。本当にありがとうございます。

とはいえ、フォロワー数を獲得したい(もっと多くの人に見てもらいたい)のならばもっと別のやり方もあったな~と今思います。

また、先にお話ししたように配信で私を知ってくださった方から2人から
コミッション(有償依頼)をいただくことができました。

配信を見ていただき交流を深める(ある程度の信頼を得る)ことで、依頼のハードルが下がったのではないかなと考えています。

現在、コミッションのイラスト制作の様子も許可を得て配信させていただいているのですが、
依頼する側としては、配信で進捗や作業工程が確認できるという点が
安心できるポイントなのではないかなと思います。


【時間はかかるけど、労力やコストはほとんどいらない】

ものすごく汚い言い方になってしまいますが、
今回はほぼ特別なことをするわけでもなく、いつもの生活のように
ただイラストを描いている画面を垂れ流してしゃべってるだけで依頼が来た
ということになります。

私は仕事をするとか寝る以外はほとんど絵を描いて生活しているのですが、
そんな自分の1日の様子をただインターネットに垂れ流しているだけなので、何も労力やコストがかかっていないわけです。

純粋にフォロワーを早く増やしたいなら絵をひたすら投稿したり、動画を作ったりしたほうがはるかに時間効率はいいのですが、
その過程を垂れ流しているだけでこういった依頼にもつながるので
無名オブ無名な私のような人はやり得なのでは?と感じました。
もちろん、最初からある程度フォロワーやパトロンがいる人であればさらにやり得かと思いますが、そのレベルになると配信してなくても依頼がきまくると思うので受けられる恩恵は少なめかなと。


【英語を話す習慣がついた】
これは海外ユーザーが多いツイッチならではのポイントだと思います。

ゲーマーやオタク間であればツイッチはもはやメジャー中のメジャー、
今や配信者も爆増しレッドオーシャンと化しているサイトですが、
日本人にはまだyoutubeほどの認識はされていません。

必然的に海外の視聴者さんが多くなるので、英語を話す機会が多くなります。より長く配信を見てもらい、あわよくば他SNSにまで誘導したいと考えるので、長く話せるように英語を勉強するようになります。
また、スラング等にも詳しくなります。

基本的に英語でしゃべって返すので、日常会話レベルの英会話能力はついたと思います。英語を教えてくれる視聴者の方々もいるんです!

日本の文化を知りたい方や、アニメやゲームに興味のある海外の視聴者さんが多くて、海外で流行っているゲームや、流行りの画風などについても知ることができます!

ブラジルから視聴してくださっている方と
アイドルマスターシンデレラガールズに登場する喜多日菜子ちゃんというキャラクターの魅力について数時間語りながら作業したこともありました。


■やってみて感じた困りごと

やらなきゃよかった…と感じることはなかったのですが、やってみて困ったことや悩んだことは少しあったので、それについてお話ししますね。

【需要がないので基本誰も見に来ない】
当たり前ですが、まず他SNS等でフォロワーがいるわけでもない、ほぼ無から生まれた状態で配信を始めても誰の目にも留まりません。
起爆剤となる何かがあればいいのですが、やはり継続しないと起爆どころか爆弾すら用意できない状態で終わってしまいます。

また、最初にも述べましたが、基本絵の作業配信は盛り上がりがないので需要がないです。ワンドロとかなら盛り上がりそうですが…

必然的に、描いているものとしゃべりという手札で戦っていくことになるのですが、ずっとしゃべり続けながら描くということも難しいです。
超疲れます。

何を目的として配信を行うのかにもよりますが、
絵の配信をメインコンテンツにせず、タイムラプスやメイキング動画の投稿を主軸にしたほうがいいと感じたのが正直なところです。

すでに一定のフォロワーが存在している方や、活動の一部としてお絵描き配信をしているといった方であれば、ゲーム配信などの他の活動で獲得した視聴者を生かすことができると思います。

私は絵配信だけやる(仕事以外の時間を全て絵に回したい)という方針のもとやっているので、今後は動画投稿にも力を入れてかないとまずいなと感じました。他SNSも伸ばしてもっとたくさん絵描くぞ!!!!!


【サムネが固定できない】
これはツイッチというプラットホーム側の問題なのですが、
ライブ配信のサムネを設定できません。
汚い言葉になってしまいますが、所謂サムネで釣るという行為ができません。

実際、サムネの絵が良くて気になったから覗きに来ました!という方は多かったです。改めてサムネの大切さを知りました。

んでこれが絵配信にとってはかなーーーーーり痛手で、
拡大して細かいパーツを描いているときとか、絵の全体が見えないタイミングがどうしても発生してしまうんですね。
そういった部分を描いているとき、サムネも特定のタイミングで更新されていくみたいなので、何の絵描いてるのか何やってるのかよくわからんサムネだなってなっちゃいます。

サムネに過去一出来のいい絵とかかわいい絵を使って
まず興味を持ってもらうといったことができないんですよね~…

ツイッチはラグも少なく、様々な機能があってとても充実しているのですが、この部分に関してはYouTubeライブに軍配があがるかなと思います。
本当になんとかここだけでも設定できるようにしてくれないかなと願うばかりです。


リアルタイムでサムネが更新される都合上、なんの絵を描いてるのかサムネで分からない時がある

【海外の方と日本の方が同時に視聴している場合、対応に困る】
字幕である程度カバーはできるのですが、やはり全員に伝わるように話すというのはすごく難しいです。視聴者が少ない故の問題でもあります。今も悩んでいます。


【依存してしまう】
社会から追放された私のような底辺クズでも、配信では仲良くお話をしてくれる方がいたり、絵を褒めてくださる神様のような方々に出会うことができます。

そのため、次の配信ではもっといろんな人が見てくれるかもしれない、ひとりでも絵を見てくれる人が増えればそれでいい...となってしまい、とりあえず起きたら配信付けて絵をかいて、仕事(今年の3月に無職卒業した)から帰ってきたら配信付けて絵をかいて....と睡眠時間を削って配信をしていました。

ひどいときは12時間配信して、2時間寝て仕事行くとか、
平日は7時間配信してから出勤するとかいう頭のおかしいことをしていました。

そんな生活絶対体に良くないよと思いつつ、やめられない!!!!

まさにインターネット依存状態です。

インターネット最高~~

■まとめ

と長ったらしく述べてきましたが、

  • 絵配信の需要はやっぱり少ない

  • 絵を描いて動画にしてあげていくというのが認知度を上げるうえで一番いい気がする。

でも

過程を垂れ流しているだけでも40人は見てくれるし、依頼も来る可能性がある。

あと英語がうまくなる(ツイッチに限る)

というのが結論です。

多いと感じるか少ないと感じるかはあなた次第ですが、

垂れ流してるだけでも40人は見てくれている人がいたので、まったく無駄という訳ではないと思います。

私のような雑魚はとにかく一人でも多くの人に見てもらう場を作るということが大切だと感じたので、気になっている人は気軽にやってみるといいと思います。

お金もかからないので敷居は低いですよ、OBSすごすぎる。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!!

今後も配信を続けていこうとおもっているのでよかったら一度遊びに来てくださいね!
ここで配信しています↓

また、skebというサイトでイラストの依頼も受け付けていますのでぜひ!!

動画も挑戦中なので、何本か投稿したらいつか記事にしようかなと思います。

それでは!



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