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これぞアイドル映画!劇場で鳴り響くファンの一喜一憂が楽しい「あたしの!」

元日向坂46の渡邉美穂とINIの木村柾哉が映画初出演で初主演!
元&現役アイドルがW主演のキラキラ恋愛青春映画「あたしの!」。


いいおっさんが観るべき作品かどうかはさておき劇場はとても面白いことになっていました!

元&現役アイドルが主要キャスト!

物語は

とにかくまっすぐで思い立ったら即行動する女子高生あこ子。彼女のクラスに全校女子の憧れだった先輩の直己が留年してあこ子のクラスメイトに!
あこ子の親友、充希も直己のことが好きで二人の間で直己をめぐる恋愛バトルが勃発。
直己は今は恋人は欲しくないというスタンスですべての女子にごめんねを言い続けていたが、直己の親友成田に直己のことを知りたくてべったりとつきまとっているところを見た直己は嫉妬を覚える。
あこ子の本心を知った直己はあこ子と交際をスタートするが…

少女コミックの定石とはちょっと違う物語

この作品、これまでのキラキラ恋愛映画と違うのはヒロインが冒頭からアクセルベタ踏みで憧れの男子にぶつかっていくところです。
だいたいのキラキラ恋愛映画のヒロインは自分に自信がなくて奥手で、そんな彼女にひょんなことから意中の男の子と距離が縮まるハプニングがあってみたいなことが多いですが、ここまでガンガンぶち当たるヒロインは勢いがあって楽しいです。

キャストの妙

ともに映画初出演で初主演!

あこ子役の渡邉美穂さんはこういう映画のヒロインに多い線の細いキャラとは真逆のかなりがっしりとした体型でパワフル!

齊藤なぎさは「推しの子」にも!

対する親友役の齊藤なぎさは「交換ウソ日記」や「恋を知らない僕たちは」でキャリアを重ね「推しの子」でも主要キャストのルビー役をゲットしている実力派。初映画出演の渡邊さんをいい感じで支えています。
INIの木村柾哉さんは映画初出演だけあり演技は下手ですが存在感でそれを補っていてこれぞアイドル映画!という輝きを見せていました。
下手くそな演技を愛でるのもアイドル映画の醍醐味です。

劇場が騒然!

アイドル映画の楽しみはお客さんのリアクションです。
客席を見ると男女比は4:6くらいで意外に男子のお客さんもいましたが、男性客は静かなものでどんなシーンでも静か。
しかし、女子は違います。推しがドアップで笑顔見せるとどよめき、推しがキスしそうになると地団駄を踏み鳴らし、キスしちゃうと嗚咽が聞こえてきました。
キスシーンて無音になることが多いことをそのお客さんの悲鳴によって知りました。
最近の恋愛映画でここまでリアクションあった作品はあんまりないのでINIの木村さんの人気が本物なんだなと実感。

物語的にもかなり起伏があったし、キラキラ恋愛映画ならでは飛躍した表現も楽しかったし、アイドル映画ってやっぱり最高です!


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