ひっそりと応募しているラジオCMコンテストについて
「今年何か新しいことをやってみよう」と決め、実際にやってみたことの1つ目が「川柳に関するnoteを書くこと」だった。
そして誰にも言わず、超ひっそりと始めた2つ目は「ラジオCMに応募してみること」だった。ラジオCMについて本noteで触れることがなかったので、きっかけと現状について書いていきたい。
ラジオCM応募のきっかけ
そもそも、ラジオCMについて応募しようと思ったきっかけは、ナカジマさんである。(ナカジマさん急に名前出してごめん)
ナカジマさんが2023年にdateCMの受賞報告をしているのを見て「ナカジマさんは川柳の他に、コピーもCMもやっているのか、手広いな(尊敬)」と思うと同時に「というかラジオCMのコンテストなんてあるのか、へーー!!!!」と無知を爆発させた。
私の中でラジオCMというのは、何というか「一言でキャッチーに笑わせる」とか「耳に残るリズムでゴリ押す」いうイメージが強かったので、ナカジマさんの受賞作(祖母と孫の優しい雰囲気の会話)というのは、新鮮だった。私にギャグセンはないが、川柳もどちらかというとほっこりしたのが好きだし、もしかしたら(本当にもしかしたら)、この路線なら少し書けるかもしれない(あくまでしれない、だけど)
よし、私も2024年には応募してみよ!
という安易すぎる気持ちで、で、SEやらNAやらはどういう意味なんや?というレベルから、取り組み、応募をした。
はじめての受賞作
そして初めて応募した、偶然にもナカジマさんの二柱神社、クライアント選出を引き継ぐ形で入賞となった(これはストーカー)
ちなみにその作品はこちら。
やっぱりキャッチーな耳に残る言葉を、とか、切れ味のあるインパクトを、とか、口ずさみたくなるフレーズを、とかはできなくて、すこしほのぼの(自分で言うな恥ずかしい)とした作品になった。
2024年の結果
その後も、地味に川柳の傍ら出し続け、2024年の結果はこちら。
8個出して、3個賞を頂いた。(完全なビギナーズラック)
結果待ち、と書いたやつもあるが、時期的に今連絡が来てないので多分ダメだと思っている。
参加してみて思うのは、主催局によって求めてくるものが全然違う。戸惑う。でも面白い!ということ。特にFM徳島でスポンサー賞を頂いたのは、尺が普段の20秒ではなく、40秒だったので、「わーい、いっぱい書ける」という気持ちだった。
素人が思うこと
また、素人は先人に学べ!ということで、ラジオCMを公募の専門にやられている方のnoteやブログを読んでみたが、「え、一人で一つの題に対して50も100も作るの?!?!」と困惑する結果になった。プロって(プロじゃないけど常連って)すごい。
私は一つ作るだけで精一杯なのに(余談だが、一つのコンテストで3つしか出せない(題ではなくコンテストで)、50?!?!100?!?!引き出しの多さに驚愕である。また、多分常連と言われる方は「真面目系は書けるけど面白はできない」とか「お葬式は書けるけど食事系は苦手」みたいなジャンルや形式に縛られないんだろうな、とも感じた。あと、世界観や切り口がすごすぎる。怖い。
川柳やっていても、この人すごいなって人はいっぱいいるが、ラジオCMは文字数も多く、自分で考えないといけない領域が広い分、より、台詞センス、構成、面白さ、とか様々な角度で技術を堪能することができる世界だなと感じた。楽しい。
最後に
なんだか怖い世界にお邪魔してしまったなとも思うが、そんな感じで新しい発見もある。新鮮さもある。この経験を本業(川柳)に活かすべく、もう少し私なりにラジオCMの世界にホームステイさせてもらおうと思っている。
余談だが、グランプリ100万円(!!!?)の文化放送。丁度今が募集時期なので、昨年の受賞作を見たが、尖っているのが多すぎて、びびっている。いや、普通に超うまいってなるのもあるんだけど、なんかセンスが前衛的すぎて正直掴めない。ラジオCM腕自慢による天下一武道会だと思っている。参加することに意味がある、ということ1作品でも応募したいのだが、うーん、なかなかどうして。ハードルは高い。引き続き、ひっそりと勉強の日々になりそうだ。