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MY課題映画感想/2024.09

前置き▶️いつまで経ってもマイリストが減らないので、10本を選び「MY課題映画」として毎月見ていくことにした。このnoteはSNSのつぶやきをまとめたもの。合わせて☆5段階評価も。(黒星★が得点)
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声/姿なき犯罪者

キム・ムヨルが見たくて。妻が振り込み詐欺に遭い、復讐のため1人中国まで乗り込む元刑事。1人で潜入してそんなトントン行く?というところはあるが、組織犯罪の恐ろしさを描きつつ、程よくまとまったエンタメ作。それと、きちんと労働せずお金を得ると人はダメになるのかも。

(★★★☆☆)

ホリデー 有銭無罪/無銭有罪

生中継され強烈なインパクトを残したという「チ・ガンホン脱走事件」を元に映画化。ソウル五輪直後、自分たちとは桁違いの金額を横領しても数年の刑であったことに怒り脱走を決意。ドラマティックすぎる演出もあるが市井の人々の理不尽な法への怒りを感じる良作。

刑務官を殊更露悪に描いていたりするが、脱獄囚らの悲痛な叫びが凄まじすぎて思わず視界が滲む。“有銭無罪 無銭有罪”は韓国の政経癒着を見事に表しているわけだが…『ソウルの春』をはじめとした映画を見るとそう驚かない現実であるのが恐ろしい。

崔盛旭著『韓国映画から見る、激動の韓国近現代史〜歴史のダイナミズム、その光と影』で紹介され気になっていた映画だが、チ・ガンホンが怒った汚職事件で起訴された人物は全斗煥の弟という衝撃。劇中、聞いてもらえなかったが主人公が前大統領に直談判しにいく姿も。

(★★★☆☆)

魔法のようなロマンス

恋人と喧嘩し、家を追い出された俳優。回想なのかよく分からないまま始まり、様々な知人と出会いふらふらと彷徨い、最後は家に帰る。断片的な繋ぎ合わせで、映画的な出会いは現実なのか何なのかもよく分からない。よくわからない雰囲気映画なのに嫌いになれなくて困る。どこかで見たことあるぞ!なキャストが多かったが、『平平男女〜Unboxing Girl〜』、『湖底の空』のLEE Tae-kyoungが出ていたのが嬉しかった。

(★★★☆☆)

梨泰院ナイト~Fanfare~

全然盛り上がらないけど、後半何か巻き返しあるはず…と、淡い期待を抱いていたが、そんなことはなかった。残り15分の早く終わってくれタイム。耐えた私えらい。ハロウィン騒ぎを終わりを告げたバーに集まる訳ありの人たち。最後にバーを出る人の予想も裏切らず。ほげえ。

(★★☆☆☆)

男は最初を望み、女は最後を望む

付き合った途端、熱が冷めたような男と6年も付き合い、結婚を前に尻込み。痺れを切らし別れたら会って2ヶ月の女とさっさと結婚というネタみたいな展開。男も男だが…悪いのは私?と言っていないで、切れよと思ってしまう。タラタラした映画でした。

長ったらしいタイトルはオスカー・ワイルドからきているのかな。80分の尺に6年間という歳月を詰め込むのは無理があったのか、出会いのきゅんからの喧嘩、倦怠期、喧嘩…と展開されても、そもそも2人の関係性に奥行きを感じられない。それなのにセンチメンタルな演出だけは一丁前なので白けるわな。

ドンジュンの誕生日デートで張り切って盛り上げるヘジの空回りっぷりと、就活お祈りメールで機嫌が悪いのを隠さないドンジュンの地獄のようなデートだけはなかなか面白かった。

(★★★☆☆)

梟-フクロウ-

ちょっと期待しすぎた。前半のもさっと感は、後半のスピーディーさで打ち消しているものの、サスペンスとしては普通かな。フィクションがもたらす効果も、世子嬪との対比でもやもやっとするし、そんなに。領相はまあでしょうな、で。

(★★★☆☆)

感動注意報

感動してしまうと命の危険があるボヨンは人の良いチョルギに恋をする。思ったよりすんなり両想いになのでお、そうか…と。微笑ましい恋愛模様ではあるが、良い人すぎて無味無臭すぎるチョルギに、村も良い人しかおらず、全体的に嫌いじゃないが薄味。

(★★★☆☆)

人生は、美しい

最後まで見たら感動がくるかと、耐えたが、うーん。ミュージカルも得意ではないし。不器用なだけで実は妻思いを最後に見せられても、そんなんで30年積み重なった日々の労苦は消えます?夫婦ってそんなもん?という気持ちだけ残る。30年トイレットペーパーも変えられないのに?

(★★★☆☆)

19〜ナインティーン〜

暴力を振るう父が出ていき、心を病み体を壊した母と暮らすソジョンがやっと手に入れた“自由”。ソジョンの行動はどうなのかと思う部分はあるものの、息苦しさと恐怖と安堵と。何も考えずこのままでいたいと願う切実さが良い。好きなインディーズ感。

(★★★☆☆)

呪われた美容整形、血の美少女たち シンデレラ

綺麗になりたいという欲求が生む愛憎と整形を絡めた映画かと思ったが…違った。母娘の関係性が中心であった。美容整形も綺麗になりたいというより、なりすまし系に近いか……。何にせよ、予想と違いかえって楽しめた。どっちがどっち?となるが。

(★★★☆☆)

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