武蔵野の公園、モノレール沿いの3タイプを巡る(スタンプラリーは続く)
11月もスタンプラリーをやる。今回は東大和市駅〜玉川上水駅〜立川駅周辺を巡った。
東京都薬用植物園
高田馬場から西に走る西武線にひたすら乗って、東大和市駅で降りる。南口に出るとすぐに東京都薬用植物園がある。入場無料なのが魅力的だ。園内はエリアが分けられていて、様々な薬用植物が管理されている。
入り口すぐのところに温室がある。植物にかなり詳しめの解説がつけられていて面白かった。温室なのに川も流れていた。
他にも漢方薬のエリアや水生植物のエリア、有毒植物のエリア、そして森みたいなところもあった。ケシも栽培しているらしいけど、ネットで完全に覆われた上に鉄格子でバリバリに守られていて警報器もちゃんとついていた。そりゃそうだ。
11月なのに蚊が普通にいるのは辟易したけど、すごい種類の薬用植物を効能の説明付きで見られるのはかなり面白かった。特に漢方薬とかで名前は聞いたことあるけど見たことがなかった植物を見れたし、その見た目で毒があるんだと思うような植物もたくさんあって驚きがあった。
東大和南公園
東大和市駅の北側に出て大通りを西にしばらく歩くと、東大和南公園に着く。1文の中に東西南北全部出てきた。夕方に差し掛かっているので野球終わりの少年たちがぞろぞろいた。
広くて運動するのによい公園だけど、なんといっても特徴は戦災建造物が見られることだ。銃弾跡のある変電所(旧日立航空機株式会社立川工場変電所)が残されている。たまたま公開日で中を見ることができた。
公開時間の終了が迫っていてあまりじっくり見られなかったけど、建物内には戦時中のことを伝える資料が展示されていた。名前を聞いたことがあるようなたくさんの学校の学生が工場に動員されたとのことで、学問を中止せざるを得なかった学生たちのことを思うとやるせなかった。
建物の前には給水塔がある。3回の空襲を受けるも、戦後も工場に水を送り続け活躍したらしい。迷彩に塗られていたけど年月とともに剥げてしまったそうだ。
そして建物内の階段も面白くて、階段に被せるようにガラス製の階段を作ることによって実用性と元の階段の保護を両立させている。時間があったら2階も見たかった。
GREEN SPRINGS
公園から玉川上水駅まで歩いて、モノレールに乗る。高いところからの夕方の景色はなかなかよかった。遠くに富士山が見えた。
立川にはJRの駅の北と南にそれぞれモノレールの駅があって、考えられているなと感心した。そしてこの日最後の目的地であるGREEN SPRINGSへと向かった。
もう夜で、噴水があってイルミネーションのトンネルがあって、都会だった。若者たちや家族連れが憩っていた。お店の一角にプロペラ機もあった。
めっちゃ長い階段沿いに水が流れているところがあり、子どもや学生たちが水に入って遊んでいた。都会だとこういう場所があっても水に入ったらダメだったりするイメージがあるから意外だった。夜に水遊びってしたことないからある種都会らしいかもしれない。
まとめ
今回は3つの公園っぽい場所を巡った。薬用植物園は普段あまり見られない植物を見たり効能を知ったりできて面白かった。東大和南公園は戦災をぐっと近くに感じられた。GREEN SPRINGSは打って変わって都会だった。全然違うアプローチで楽しめる公園たちを巡れてよかった。スタンプラリーは場所との出会いにうってつけのツールだと再確認した。スタンプラリーの旅はまだまだ続く……