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カバラメ〜!

レッドワンを見た
ああ信じるものの心にサンタクロースはやっぱりいるんだと改めて強く思った
もはやクリスマスを商業的にすら消費としてすら楽しめなくなっている大人にこそ
原点回帰で是非是非見てほしいと思う
気分はマライア・キャリー🎅
思わず口ずさみたくなること請け合いだ

ふと思い出す
もう十年以上前になるのか我が家のサンタクロースは本当にいるのか顛末記のこと

かつては毎年子供らにそれとなく欲しいものを調査し
必ずしも欲しいものが届くわけではないけれど
お裁縫道具セットとか
なんやそれ家庭科で使うやつやんか教材やんかプレゼントやないねんと子供がサンタクロースにキレ散らかす年もあったりで
いやサンタにも色々事情があるんやないかなとそれはお財布のねと心の中で謝ったり

自転車が欲しいという年には
直前まで自転車置き場に隠しておき
イブの夜エッチラオッチラ担いでベランダにそっと置いたりと

まあそれなりに苦労して
サンタからのプレゼントという演出をし続けていたのも思い返せば二度と戻らないキラキラした思い出だ

その甲斐あってか次女はブルックスの寒がり屋のサンタという絵本が大好きで
春夏秋冬一年中
これ読んでーと枕元に寝る前に持ってきては
サンタの生態についてアレヤコレヤと思いを巡らしていた

けれど

2番目にヤバかったのが
娘が置いたサンタ向けのクッキーを食べ忘れた時で

サンタはなんで食べてくれなかったのかと悲しみちょっと訝しがっていたが
サンタも配達で忙しかったんだよというと
そうだねえ世界中に配るんだもんねと納得していた

一番ヤバかったのは
サンタ向けのプレゼントの入った
長女の手作りの牛乳パックを改造した箱を
記念にと玄関脇の物置の奥に隠しておいたら
長女が長靴を取ろうとして見つけてしまって

どうしてここにサンタさんあげたプレゼントがあるのと詰問されたときは
ああ終わったとしどろもどろになって
サンタさんが忘れてったけどママが来年来た時に渡そうと思って仕舞っておいたんだとかなんとか言って丸め込んだ気がする

四苦八苦して
サンタクロースを守り続けていたのに
サンタ王国最大の危機
夢をぶち壊したのは他でもないパパその人だった

多分上の子が十歳くらい
まあそれまで信じていたんだから
信じるってすごいなと思うのだけど
よくよく考えたらツッコミどころ満載で
トイザらスの包装紙とか
そもそも論煙突ないしとか
地球一周するとか
無理じゃねとなるところを信じていたのに

プレゼントにつけるクリスマスカードの
サンタクロースの絵の顔をくり抜いて
なんと自分の顔を貼り付けて
メリークリスマス 
サンタよりと書きよった!

それを見た瞬間子供らは目が点になって
動揺し狼狽し
え、なにこれ、サンタってパパだったの
パパがサンタクロースだったのと
うわああとこの数年間の人生のクリスマスプレゼントがよぎり、上書き修正をかけていた

全くもう💢と
信じている心に真実を告げる必要がどこにあるか親がバラしてどうすると呆れてしまったけれど

そういうつもりじゃなかったとか
じゃあどういうつもりだったんだよと詰問して夫婦喧嘩になってしまったような記憶も遠くなりにけりだけど苦笑

翌年から明らかにテンションの下がってしまったクリスマスは
サンタさんはパパなんでしょどーせ
イオンで買ってくるんだよねと醒めた目で見つめる娘らに
いや悪気はなかったんだよジョークのつもりだったのになと
オトナになりきらない子供ゴゴロを失わない人がサンタをやっていたんだからまあ仕方ないわねと
今なら思うアドベントカレンダーをめくる朝に


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