今日がその日だとは知らなかったよ
ずっと何十年も何という名前の小説だったか
思い出せなくて
でも思い出すような出来事があるはずだと
ずっとそのままにしていて
多分昨日ドライブ・マイ・カーを観たせいで
今朝二度寝から覚めたら、あれは村上春樹だったのかと閃いて
いやそんなはずはない、だって私村上なら龍派だものと(いや、ジョージもあるなあ。ファンドとかも。なんて滅茶苦茶に海馬君にしまうから、何十年も出て来ないのよね⤵)
脳内派閥争いをしばし繰り返したら
同じくらいのクラスのラインの作家であることに
前頭葉右が反応して、吉本ばなながフッと浮かぶ。(それぞれのファンの方からは異論がありそうだけど。まあ許して。)
ああ、そうだそうだいい展開だ、もうすぐだ。
吉本ばななもそんなに読んでないから大丈夫。アムリタ、キッチン笑。
バイトで添い寝する女友達が出てくるやつ。眠り。夜。
灯る、白河夜船の4文字。
あー。ビンゴだ。本のカバーも浮かぶ。念のためGoogle先生にもご確認いただく。ご名答。
わかってしまったら何のことはない。何でこんな小さな棘をよくもまあ何十年も引っ掛けていたもんだ。抜けてみても特に意味があるものだったとも思わない。
でもそのチクっとする違和感が、私にふとした瞬間に意識をここでないどこかに飛ばしてくれたような気がする。
大丈夫記憶力は絶賛劣化中。棘はまだまだ刺さっている。
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