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キュレーション的な
どこに行くとか何をするとか何を食べるとか
ガッチガチに決めることは少ないし
下調べもあまりしない方なんだけど
芸祭を見に上京した友人を
果たしてどうオモテナソうかと
滝川クリステルさん以上には考えた
東京という街の長大膨大なお品書きから
一品ずつ左から頼むわけにもいかない
時間も予算も限られるし身体は一つしかない
それまでの関係の中で収集した情報から、その人が何に興味があり、逆にどんなことは苦手で、どこに案内すれば楽しんでくれるかを、行き先候補をいくつか上げながらイメージを組み立てていく。
うん、芸術的な価値のあるものを、低予算で、かつコスパよく、狭いエリアで見て回るのがテーマ笑。あとは現実の場所をその趣旨で組み合わせるだけ。
夕飯を食べる約束だったから、お店を考える
気に入りそうな店の雰囲気、料理の値段設定、和洋中、肉か魚か
高けりゃいいってもんでもない
自分の感性と経験値総動員して脳内ソートをかける
インテル入ってないけど笑くるくる回る記憶の中CPU
こんなお店でこんな料理はお好きですか?
いくつか出てくる候補を見せて、本人にも一緒に選んでもらう
うーん、これってちょっとしたキュレーションだなとふと思う
自分の守備範囲の中から、その人が興味関心を持ってくれるような類のものを、引っ張り出してきて目の前にいくつか陳列してみせる
犬や猫がご主人様の前に骨とか獲物のネズミを置いて
ホメテホメテとハウハウするのにもちょっと似てるかも笑
彼らが集めてくるものはだいたい決まっているけど汗
下手くそなキュレーション、つまりデートコースは、相手の好きな物を見せるテイで、実は自分の好きな場所に連れて行ってしまうやつ笑。
たまたま二人の趣味が合えば、アタイの好みにピッタリだわ!という不幸なボタンのかけ違いが始まってしまうけど涙
自分の脳内検索という限界はあるけど、あくまでも相手の興味関心を自分の持ち駒の中から喚起するのが良いキュレーションなんじゃないかと思うし、自分にとっても新しい視点でその場所を見ることができるんじゃないかと思う。
美術については門外漢なのにキュレーションをデートと結びつけて語る大胆不敵、厚顔無恥な赤毛のチコは、どなたかお詳しい方からご指導ご鞭撻賜れますよう、首を洗ってお待ちしております汗