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風炉の季節に備えねば | 茶の湯備忘録

お茶のお稽古を再開したのが、去年の11月で炉の季節からだったので
風炉のお点前は実に10年以上ぶり。
炉と風炉でお点前が変わります

風炉の季節:5月のはじめ立夏(2018年では5月5日)の頃から11月はじめ立冬(同じく11月7日)の頃、主に夏の季節。
炉の季節:11月はじめ立冬の頃から5月のはじめ立夏の頃、主に冬の季節。

炉のお点前がおぼつかないうちに、風炉のお点前の季節になってしまいました。

半年もあれば、充分に覚えられたでしょと言う声も聞こえてきそうですが
なかなかどうしてそうもいかないのです。
お道具の変化によるお点前の微妙な変化もあるし~(…言い訳)

もう少し、炉のお点前を続けさせてほしいと言いたいところなのですが
そうはいかないのがお茶のお稽古。
それに付き合ってくれる先生はきっといないはず。
季節に合わないお稽古なんて、茶の湯の精神に合いませんからね。

おぼろげながら覚えつつある炉のお点前が、またも忘却の彼方へ~
賽の河原…

さて、いかようにお点前は変わるのか。
風炉の季節に備えて、お点前の変更点をざっくりと確認。
(以下は用語や状況の説明を割愛します。正確に確認されたい場合は、各流派の出されている書籍等を参考になさってください。主な流派の入門者向け書籍は、公共の図書館にだいたいありますよ。)

薄茶の運びのお点前の変化(参考)

・炉から風炉に変わる(釜の位置が変わる)

坐る向きが変わる(釜の方を向いて座る)

・水差しを置く位置が変わる(釜の客付)

・蓋置を置く位置が変わる(風炉の勝手付)

・柄杓を置く位置が変わる(柄が膝がしらに向くように)

・茶碗を取る手が変わる(右左右)

・柄杓の扱いが変わる(切り柄杓、置き柄杓)

・茶碗を出す場所が変わる

…お茶碗や棗(なつめ)の置く場所は割愛
…きっと見逃している変化もあるんだろうな。ふ~

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