必殺!四方廻し|茶道の所作
今日は、茶道で学んだ所作(しょさ)をご紹介。
必殺!四方廻し(よほうまわし)
(プロレス技っぽい名前なので、必殺とつけましたが、もちろん殺傷能力はありません。)
四方廻し
自分の方に正面が向けられているお盆などの四角いものを、180度回転させる所作。向かい合う相手に正面を向けるときに使う。
…四方廻し(よほうまわし)、これから紹介するものの、いつ役に立つのかしら?
作法にうるさい方の前でやったら、気に入られるかも、くらいかな。
上司に資料を渡すときに、こんなことしていたら
「さっさと渡さんかい!」と怒られてしまいそうです。
あぁ、でも、なにかを扱うときに、これには正面があるかもという意識を持つのは良いと思うのです。
正面があると感じられたら、相手に正面をむけてあげるととってもスマート。お主やるな!
お料理もお店によっては、正面が意識されてますよね。
お皿の正面、盛り付けの正面。
正面を意識すると、作り手の意図に気付きやすくなるかも。
また、正面を意識すると丁寧にものを扱うようになります。
物の正面を意識して、相手に正面を向けるくらいの余裕を持ちたいと思います。四方廻しはしなくてもね。
あっ!卒業証書授与式で、証書を渡す校長先生とか、校長先生にお盆に載った証書を渡す先生は四方廻し、使ったりしないかな?遠過ぎて思い出せません。
お分かりになる方いらしたら、教えてください。
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四方廻しの手順を説明します。
*全て空中で行われています。顔は途中から省略しています。
①右手を奥にずらします。
②左手を手前にずらします。
③お盆等を90度右回りに回します。
…この時点で正面は自分の左側にあります。
④右手を奥にずらします。
⑤左手を手前にずらします。
⑥お盆等を90度右回りに回します。
…この時点で正面が相手に向きました。
⑦右手を中央にずらします。
⑧左手を中央にずらします。
四方廻し(よほうまわし)、完了!
覚え方は、右手から動かして右回し。
10回くらいやると体が覚えてくれます。
丸いものを回す、丸廻しもありますよ!
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