はなかっぱじゃんけんから学んだこと

こんにちは！
今日は子育てから学んだことをシェアします。

それは、いかにわたしたち大人が「思い込み」にとらわれているかということ。そしてその「思い込み」がわたしたちを不自由で窮屈にしている可能性があるということです。

今朝わたしは、以下のできごとを通じてこんなことに気づかされました。

今朝のできごと

わたしには、幼稚園年中組の娘がいます。
この娘は毎朝NHK Ｅテレの「はなかっぱ」という番組テレビで見ており、この番組が終わり次第わたしと一緒に幼稚園にむけて出発をするのが平日月曜～金曜のルーティーンとなっています。

この「はなかっぱ」の番組さいごに、「はなかっぱじゃんけん」というコーナーがあります。
エンディングの歌のあとに、主人公であるはなかっぱが「じゃん、けん、ぽん！」の合図のあとに「グー or チョキ or パー」を出すという流れです。日曜夕方のサザエさんと同じ流れだというとイメージしやすいかと思います。

今朝はたまたま、娘がテレビにむかってはなかっぱじゃんけんをする姿を見る機会を得ました。いつもは娘がテレビを見ている間にわたしが幼稚園に出かけるための荷物を準備したり掃除・洗濯などの家事をしているので、これまでは「その瞬間」を目撃することはなかったのです。

娘がはなかっぱじゃんけんをしている「その瞬間」を目にしたわたしは、驚きました。

なんと娘は、はなかっぱが「じゃん、けん、ぽん！」といったあとに「パー」を出した約2秒後に自分の手でつくった「チョキ」を出していたのです！
そしてその後、「パパ～、今日も勝ったよ～！！！」と意気揚々とわたしに話かけてきたのです。

これまでも幼稚園に向かう途中、「今日もはなかっぱじゃんけんで勝ったよ♪」という話を娘から聞くことがありました。毎回勝った話しか聞かないのでやや不信に思っていたのですが、本日その理由が明らかになったのです。

要は、わたしの娘は「後だしじゃんけん」をしていたのです。

それなら毎回勝って当然です。

このできごとから学んだこと

この話には続きがあります。
娘が（後だし）じゃんけんに勝ってよろこんでいる姿を見た妻が、こういったのです。

「後だしじゃんけんで勝ってゴキゲンになれるなら、あなた人生の勝ち組だわ（笑）」と。

わたしはこの妻のことばにハッとさせられました。なぜなら、わたしは娘が後だしじゃんけんをする姿を見たとき、最初に思い浮かんだのは「ずるい」とか「こんなことをして勝ったところで意味がない」といった、どちらかというとネガティブに分類される感情であり、妻のポジティブな解釈とは真逆のものだったからです。そして同時に、わたしは自分のなかにある1つの「思い込み」に気づいたのです。

その「思い込み」とは、じゃんけんとは「公平性」や「運だめし」という要素が必須であり当然であるというものです。じゃんけんとは公平に勝負するために相手と同じタイミングで出さなければいけないし、勝ち負けは運によって決まるから負けて残念な気持ちになる場合があるのは仕方のないことだと、わたしは無意識のうちに思い込んでいたというわけです。

しかし娘は違ったのです。そばで見ていた妻の解釈を借りるならば、わたしの娘は、はなかっぱとのじゃんけんを自分をゴキゲンにするための手段として活用していたのです。わたしの娘にとっては、後だしをするという「不公平」は何も問題ではないのです。さらに後だしなので、つねに勝率は100％です。運に左右されることもありません。わたしの娘にとってじゃんけんとは、100％の確率で「確実」に勝った瞬間の爽快な気分や達成感を手に入れる方法だったのです。

今朝のできごとを振り返って

本来、テレビ番組のじゃんけんコーナーをどう利用しようと自由です。それならば、自分にとって心地よくて楽しい利用方法をとればよいはずです。

それなのにわたしは勝手に「じゃんけんは公平に行うべきであり、負けるこことがあっても仕方のないこと」などという「思い込み」をもっていました。そして「じゃんけんは同じタイミングで出さなければいけない」とか「負けて残念な気持ちになる日もあって仕方ない」といった不自由や窮屈さを受け入れて、ひとり勝手に苦しんでいたというわけです。

一方で娘は、後だしじゃんけんをして勝つことで気分のよい朝を過ごし、
その日1日をゴキゲン状態で過ごしているのです。そこには「○○しなければならない」とか「△△すべきである」といった不自由さや窮屈さはなく、自由な発想と解釈だけがあります。

そして、毎日の生活を心地よく楽しくそしてウェルビーイングするという点においては、娘の方がわたしより「一枚上手」だといえるでしょう。同じ現実や事象を目前にしたとき、それを楽しめる思考や解釈ができる方が人生を楽しむスキルは高いのです。今朝のできごとに関して、わたしは娘に「完敗」です。

今回は以上です。

子どもはいつも、わたしにあたらしい気づきと学びのチャンスを与えてくれます。今日もまた、娘のおかげでわたしは自分のなかにある「思い込み」に気づくことができ、人生を楽しむための思考のヒントを学ばせてくれました。わが娘に、心から感謝です♪（おしまい）

この記事が、あなたの人生をちょっと良くするきっかけになればうれしいです。

今日という日が、あなたにとって最高の一日になりますように。
それでは、Have a great day !!!

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