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新人時代に言われた「凡事徹底」と「覿面注意」について

新しいコミュニティに入りたての頃の記憶って、鮮明に覚えていたりしませんか?大学生なら部活やサークルの体験練習や歓迎会、サラリーマンなら初日にメンバーと行くランチなど。

私はいずれも結構鮮明に記憶に残っています。

その中で私がサラリーマン新人時代に当時の上司に言われた言葉、「凡事徹底」と「覿面(てきめん)注意」について触れていきたいと思います。

「凡事徹底」は新人時代に事あるごとに言われた言葉で、「覿面注意」は私が3年目に新入社員のメンターにアサインされた際に上司からもらった言葉です。

これについて、簡単に自分の理解を言語化していきます。
部下を持つ管理職の皆様に届けばいいなと思っています。

「凡事徹底」について。その言葉の通り特別なことではなく、ごく平凡なことを徹底してやり抜くという意味です。整理整頓や靴を揃えるなど、当たり前に思える小さな習慣が、実はビジネスや人を育てるうえでとても重要というメッセージです。
私なりの考察でなぜか重要ななのかというと、日常の小さなことを大切にする姿勢は、正直さや愚直さといった、仕事に欠かせない精神を育てていくからなんだと思います。

組織の管理職になると、大きな仕事やプロジェクトの進行に目が行きがちですし、合理的に「これさえやっておけば大丈夫だ」と感じる場面も多くなるかもしれません。でも、「小事は大事」です。靴を揃える、デスクを片付けるといった行為が一見些細でも、その積み重ねが組織全体の基盤を強化する力になるのです。

次に、「覿面注意」について。これは、凡事ができていない人に対して、その場ですぐに注意をするという考え方です。かの有名な松下幸之助さんは、特に優秀な人には小さなことであえて厳しく叱ったそうです。なぜなら、小さなことを無視することが、結果的に大きな問題を生む可能性があるからです。

これは、凡事ができていない人に対して、その場ですぐに注意をするという考え方です。松下幸之助さんは、特に優秀な人には小さなことであえて厳しく叱ったそうです。なぜなら、小さなことを無視することが、結果的に大きな問題を生む可能性があるからです。

あなたがチームを率いる立場になった今、細かい点に気を配り、気づいたときにすぐ注意することは、あなた自身がリーダーとしての責任を果たしている証です。ただし、注意をする際には「叱った後のフォロー」も大切です。松下幸之助さんは、叱った後に必ず電話で「元気にしているか?」と声をかけていたそうです。これが人を育て、信頼関係を築くコツでもあります。

最後に、あなたがこれからも向き合うであろう様々な挑戦の中で、ぜひ忘れないでほしいのは「小さなことを疎かにしない」ということです。そして、厳しく指摘することと同時に、温かく見守り、相手の成長を支える姿勢も忘れないでください。それこそが、長く続く強い組織を作る鍵となります。

何事も一歩一歩、地に足をつけて、丁寧に進んでいくことが大事ですね。

良き一日を。

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