やりたいことが分からない病

「やりたいことが分からない」んじゃなくて、
本当はもうやりたいことをやってるんだよな。

でも自分がただ、

「今やってるこれはやりたいことじゃない」って、
思っているだけであって。

本当はずっと、
自分がやりたいことをやってるんだよな。

今だって、
スマホ見たいから見ているわけで、
見たくなかったら閉じてるわけで。

行きたくない、行きたくないとかいいながら、
それでもちゃんと仕事や学校に行ってるのは、

行かないことで発生する影響と、
行くことで発生する影響を比べ、

そのうえでどっちがいいか自分で判断し、
「（会社に学校に）行く」って決めてるんだよな。

こうやって、
人は常に、自分がやりたいことをやってるんだよな。

そう思えないのは、
自分が勝手に「やりたいこと」を

めちゃくちゃデカイことか、

めちゃくちゃカッコいいこととか、

めちゃくちゃ目立つこととか、

めちゃくちゃチヤホヤされることとか、

そういう、

世間的に「すげーこと」を、「やりたいこと」って
勝手に勘違いしちゃっただけだろうな。

もし、そういう、

めちゃくちゃデカイこととか、

めちゃくちゃカッコいいこととか、

めちゃくちゃめちゃくちゃこととか、

めちゃくちゃチヤホヤされることとか、

それが本当にやりたいことなら、
さっさとやればいいわけであって。

でも結局やってない（やらない）ってことは、

やるよりやらない方が、
自分にとって都合がいいからなんだよな。

やらずに、今にとどまっている方が、
自分にとって都合がいいからなんだよな。

でも、
なんかそれじゃあ自分的に納得できないから、

でも、
なんかそれじゃあ自分的にモヤモヤするから、

だから四六時中、
「やりたいことが分からない」って言うんだよな。

そして、
何だかよく分からない、

その「やりたいこと」ってのが見つかりさえすれば、
自分は幸せになれるんだと。

どういうわけか、
めっちゃ信じて生きてるわけだよな。

でも本当は、

既に自分はやりたいことをやっていて、

ずっと自分はやりたいことをやっていて、

「やりたいことが分からない」と、
そうやって悶々と過ごすことが、
自分の今やりたいことなんだよな。

なんだかんだ言って、

今の環境にずっと留まっている方が都合がよくて、

ここが一番居心地がよくて、

新しい世界に挑戦するには勇気がいるし、

失敗したら怖いし、

失敗したら恥ずかしいし、

だから、
この環境で「やりたいことが見つからない」と言って、

そうやって過ごすことが一番楽だし、

それこそがまさに、「今自分がやりたいこと」なんだよな。

あー、そうか。

「やりたいこと」ってのをずっと探して生きてきたけど。

でも本当は、

ずっとやりたいことを選択し、
ずっとやりたいことをやってきてたんだな。

そう気づいて、

今自分がいる環境は自らの意思でそこに居ると
認めることができれば、

見える景色が一気に変わってくる。





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