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書き留める場所を探す旅、と2月21日の日記

5年手帳に日々、記録をつけています。5年手帳は、「2018年〜2022年版」を使っています。株主優待でいただいたものです。

「やっちまった」経験がある方は分かるかもしれないけど、ごくたまに、開いた勢いで“月違いの同日(つまり昨日なら3月22日)”に書き込んでしまうことが、半年に一回くらいあるんですね。

昨日がまさにそれ。

1ヶ月も先の3月22日に、起床時間やら、朝の起きた時の感想、食べたもの、行った場所、美味しかったコーヒー…そんな事柄を記録してしまっていたことに気付きました。あちゃー!

デジタルとアナログの違いって、こういうところが大きいなと感じていて。

これ、スマホの日記だったらコピペして、ぴっと貼り直しておしまい!だと思うんですよ。でも、紙なので物理的な処理をしないといけない。

『書きまつがい』もよくある。

漢字が出てこない〜!なんてのは日常茶飯事。「ゲシュタルト崩壊的」なそもそもこんな形だったっけ?みたいなこともよくある。

アナログなりの不便さと面白さは、表裏一体だ。

だから、いくらブログをデジタルで書き溜めていても、紙の記録はずっとやってる。面白くてやめられない。

現状、学生時代から10年以上続いている「ほぼ日手帳」の日々のページと、ほぼ日が上場する時に妻が株主になってくれて優待でいただいた「5年手帳」の両方を使っている。

で、普段は日々の手帳だけを携帯しているのだけど、しばらく旅行したりするような時は、5年手帳も持ち歩く。

日々のルーティンワーク的な記録はこちらの方が推移が観やすいからだ。

例えば、2018年の「2月22日」が同じページで目に入ったりする。

そうすると、以下のようなことが書いてある。

(2歳の娘)朝はよくお話をしていた。あと右腕が乾燥かなにかでかゆそうだった。みぞれの混じった軽い雨模様。仕事では一大プレスリリースが完了して、ホッと一息。ここからスタート。

こんな感じで徒然。生活とか仕事、その時の気持ちが入り混じった文章が書いてある。

ある意味、自分で作る5年史(2018〜2022)になる。

これはやってみると意外とおもしろい。

楽しい時も、苦しい時も、悲しい時も、手書きで自分の心情を綴るというルーティンがあると、後から見返した時にその当時に思いを馳せることが容易にできる。

なんでこの色のペンを使ったのか?とか、あ、ここからはいい万年筆を買ったんだな、とか。このページは娘に飲み物をこぼされたんだな、とか。

デジタルを否定するつもりは毛頭ないし、その行ったり来たりが面白いという話。

これからもずっと、このnoteへの記録と、紙の日記は続けていくと思うし、その「行き来」があって初めて、自分らしさなのかな、とも思う。

ぼくは、「ミクシー」以来ずっと、書き留める場所を見つけられずにいた。

ツイッターは、一覧性に欠けるし、Facebookでは、現実とのリンクが濃すぎて正直な気持ちが書けない。

ある程度、世間から隔絶された場所で、匿名でも書くことができて、日付とキーワードですぐに探し出せる場所。それが「note」だった。

noteを続けて今日で『812日目』になる。

今年中には、『1000日』も更新予定です。

一日一日を積み重ねる

と、これだけを考えて日々を生きている。それでしか人生が前に進んでいかないから。

自分の過ごした『1日』を失いたくないので、これからもぼくは「記録」を続けていくんだと思う。

ただ、何気ない心情の動きと、なんでもない日常の記録を書き留める場所が見つかってよかったと、今でも本当に思うんですよね。

誰にも理解されないかもしれない「自分だけの意味」がここにあります。

 *

2月21日(日)

夜中の2時頃に目覚めて、うとうとしてそのままベッドで横になってしまっていたことに気づく。

娘がぴったり横にくっついてくれていて、あたたかさは格別。

そっと娘に布団をかけて、自分は体を起こす。お風呂の追い焚きをする。

土曜日の深夜、日曜日の未明といった時間帯。J-WAVEをかけて、深夜のリミックスを聴く。ゆっくりお風呂に浸かりながら。

風呂上り着替えると、そこまで眠くないことに気づく。

この時間にnoteなどを書いたりすると気持ちがよくなってロクなことがないので、やめておく。その代わり、読みかけのままになっていた本を読み始める。

深夜に「贈与」を考える。なかなか乙な時間の使い方。

朝方まで本を読んだり、日記をつけたりして、5時半くらいから外へ散歩に出る。さすがにこの時間はまだ春よりも冬がまさっている感じがする。

冷たい空気だけど、頭がすっきりしていい。

1時間くらいゆっくり歩いてきてからラジオ体操をして帰宅。

セブンでおにぎりが割引になっていたのを買ってくるなどして、サラダと赤飯のおにぎりを食べる。

その後、家族で支度を整えて、新宿へ。バスタ8時発の高速バスに乗って、郡山へ向かう。娘は初めての高速バス。思った以上に静かに動画を観たり、熟睡したりする。

東北新幹線が復旧するまでは高速バス移動もわるくないな、と思う。

郡山に定刻に到着したのち、ニッポンレンタカーで予約していた「カローラフィールダー」をレンタル。そのまま会津に向かうことにする。

すごくいい天気。お昼ご飯を郡山の「お花食堂」で食べてから、高速に乗って会津へ向かう。

会津の実家に着いて、家の敷地に溜まっている雪かたしをする。今回の半分の目的はこれ。さすがに母ひとりでは今回の量は無理だと思った。

生活に支障はないものの、大雪がもう一度降ったら完全に一階の窓が埋まってしまうくらいの積もり方。今年は、ずいぶん降るなぁと思う。

4分の1ほどを片付けて、コーヒーを淹れてもらう。外で飲むコーヒーは格別にうまい。

夕方まで娘とかまくら作りなどをして、最後は遊びになっていたものの、少しはすっきりした。離れているだけあって、SNSだけでは現地の様子がわかりづらいのはリモートでの課題でもある。

夜中から起きていることもあって、すっかり疲れてしまう。

ソファで山下達郎のラジオを耳に入れながら、1時間ほど熟睡。

起きてすぐに夕飯が出てきて、ありがたくいただく。うどん。

その後は、noteを書きおいてから、娘が寝てしまったので、そのまま布団を敷いて寝かせて、自分も隣で眠る。

妻に起こされて、お風呂に入り直して、また寝ることにする。

24時半、就寝。

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