『筋のよいものと、永く』向き合う、と8月12日の日記
以前、金継ぎの話をした。
昨日は、そのお直しを受け取ってきたのでした。
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お気に入りのお茶碗や急須、ソーサーが欠けたり、真っ二つに割れたのを目の当たりにしたあの瞬間、僕は一回「心が折れた」と思う。
そこに効果音があれば、「ち〜ん…」て感じ。
でも、我に帰った次の瞬間には、「これは、金継ぎのチャーンス!」に変わったのだから、自分はかなりめでたい性格なのだと思う。
何かが壊れたり、欠けたりした時に「直したいと思えるかどうか?」っていうのは、もしかするとそのものとの向き合い方とか、“ときめき”があるかどうか?にもよるのかもしれない。
適当に、その場しのぎで買っていたものだったなら、そんな気持ちにはまずならなかっただろうし、こういう時、これまでの「ものとの向き合い方」でよかったなぁと心から思ったりする。妥協できないという性格は、時折すごく不自由で辛かったりするんだけどね。
そんなことを考えていたら。
以前、原宿の『天窓』のイベントにて少しお話をさせていただいた、のちさん。今朝上がっていたnoteを読んで、「ふむふむ」したので貼っておきます。
迷ったら、買う。
迷ったら、買わない。
そこには、いろんな「動機」があると思う。
彼の「迷ったら買わない」もわたしの「迷ったら買う」もどちらが良い、という訳ではなくて、着目すべきは「ざっくりまとめずに、迷った理由を細分化すべき」なのかなあ、と思った。
あと、一つ言えることは、「ものがある」のが問題なのではないとも、僕は思う。『ミニマリスト』という存在それ自体も『手段』の一つだと思っているから。
『なぜ、それをやっているのか?』(例えば、仕事とか人付き合い)
『なぜ、自分はそれを買うのか?』(例えば、服や器や家具など)
『なぜ、これを好きだと思うのか?』(例えば、映画や本やマンガなど)
この辺のことを、僕は今、『コルクラボ編集専科』という講座で、こうした『動機の言語化』の練習をしている。
『いいな』と思ったその自分の気持ちを大事にするため、ことばにすることを恐れず、逃げず、恥ずかしがらず、挑戦してみることが大切なのだと思う。
『お直し』から戻ってきた器たち、また一緒に過ごしましょう。
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8月12日(月)
朝、4時頃に目が覚めて、お風呂に入る。山下達郎さんのサンデーソングブックを聴きながら、ゆっくり浸かる。田舎の朝は、本当に空気が澄んでいていて気持ちいい。
お風呂上がりにはもう外は明るくなっていて、気持ちいいくらいの涼しさ。外にはテーブルと椅子があるので、そこでポッドキャストを流しながら、新聞を読んだりなど。
ゲストは、くるりの岸田さん。大学の非常勤もやってるとかびっくり!
そうこうするうちに母と、妹が起き出してくる、でもまだ6時頃。
部屋に戻って、音楽を流しながら、本を読む。
妹は彼とデートのため、迎えを待っていて、山形の米沢まで映画を観に行くらしい。片田舎まで迎えにきてくれるの、男性の鑑。
僕には絶対に無理だろうなぁと思う笑
会津で起業して20年くらいのベンチャー社長と仲良くさせていただいているのだけど、その方からインスタでメッセージがくる。
『コーヒーでもどう?壱番館に8時半から1時間くらい。』と。
基本的に、年上の方からの誘いは断らないようにしている。
(もちろん筋の良さは、マスト!)
ここにも、僕の一つの『動機』があるなぁと向かう車の中で考えたりする。
その朝喫茶の場所には、同じくスタートアップの経営者と思われる男性と、VCの女性が一緒にいて、謎の4人会がスタート。。
まぁ、内容はとりあえず触れないでおきます笑
しかし、面白かったなぁ。
あと、壱番館とは、ここです。
会津の中でも、だいぶレトロな喫茶店。こういうお店にも焙煎豆を卸せるようになりたいものです。
このあと、会津のセレクトショップ『美工堂』に開店と同時に入店。店員さんもすぐにわかってくれて、お直しの器を受け取る。
(会津に来たら、ぜひ寄ってほしいお店の一つ。)
ここまで来ても、まだ10時って笑 1日が長い。
一旦、帰宅して東京に帰る準備をしつつ、noteをアップ。
(昨日のアップ時間が遅かったのはこういうわけです笑)
甲子園を観ながら、コーヒーを飲む。
少し早めに家を出発し、先ほどの『美工堂』へまた戻る。友人への誕生日プレゼントを買うため、妻も見たいと言って立ち寄り。僕は、車の中で音楽聴きながら、読書。
そこからは一路郡山へ運転。駅ビルでお昼を食べて、新幹線に乗り込む。お盆の入りに、上り方面だからか、特別混むこともなく、無事に帰京。
江古田に着いてから、地元のお蕎麦やさんで冷たいぶっかけ蕎麦を食べる。なんとなく、元気がみなぎった帰り道。
帰宅後は、すぐにお風呂に入って、パタンと寝ました。
長い一日、そして楽しい3連休終わり。
お盆は基本、会社にいます。
暇してます笑 それでは!