「お盆だよ、全員集合!」と、8月11日の日記
お盆です。
帰ってきてます、生きてるみんなも、そうじゃないみんなも。
10年間愛用している『ほぼ日手帳』のページ下、毎日のコラム。
印象的な一文がありました。(ちょうど誕生日当日の、8/6に載ってた笑)
『お盆』て、不思議ですよね。
自然な流れで、生きてる人が『あの世』のことを一番に考える時期です。
昨日もあげたけれど、この映画の世界観です、本当に。
この映画は、観ていてよかったなぁと思える内容。
映像美も凄まじいけど、内容が何よりいい。
『命』というものに、感傷的になっているわけではなく、普段の生活では目を向けないような、心のくぼみに落ちてるようなことを、ちょっとだけ掬い上げて、考える時間にしてもいのではないかと思うのです。
そんな『余裕』が、普段からもっとあっていいと思うし、そんな『余裕』がないからこそ、毎日を平穏に送れているのかも知れません。
僕は、どちらかというと、こういう気持ちでいることは、あまりないのですが、『今日のダーリン』もそんな雰囲気だったので、全文引用します。
父親に怒られたことは、あまりない。
つまり、何度かは怒られたということなのだけれど、
その記憶は二度あって、いまでも忘れていない。
ひとつは、ラジオ体操に行く道で、
他所の家の庭に実っていた「ゆすらご」をとったとき、
それを目撃した父は「息子が盗っていた」ことを、
かなりの大声でたしなめ、叱ったのだった。
たかが「ゆすらご」を鳥のようにつまんだだけで、
それほど怒られるとは思っていなかったので、
まずはびっくりするのが先だった。
とにかく「どろぼう」をしたと言われたことが、
ほんとうに恐くて、大泣きしながら歩いた。
夏休みのある日、起き抜けのねぼけた時間だったが、
忘れることはできない思い出になっている。
もうひとつは、混んだ汽車に乗って
どこかへ出かけようというときのことだった。
子どもの背丈のぼくは、車内に乗り込むやいなや、
貴重な空席を見つけて、すばしこくそれを確保した。
じぶんとしては小さな子どもなりに、
多少のお手柄を立てようとしたつもりだった。
そのときは「みっともないことをするな」と言われた。
ぼくは、座席の「争奪戦」というゲーム
くらいに考えていたのだと思うが、
父親の考えでは、「見苦しい席の奪い合い」だった。
どちらも、そんなふうに怒られなかったら、
じぶんとしては「まちがい」と思ってなかったことだ。
しかし、父が「あれほど怒った」ということで、
ぼくは、もうしないと決めたし、
それがいけないことだとこころに刻むことになった。
このことは、どこかでも書いたことがあると思うのだが、
いま、また書きたくなったのには理由がある。
父親が、もっと、しょっちゅう怒っている人だったら、
ぼくは、たいがいの怒られた思い出を忘れていただろう。
と、そんなことを、いまごろになって思ったのだ。
「怒らない人が怒る」からこそ、衝撃的だった。
思えば、ずいぶんと効果があったものだ。
あまり怒らないことは、ぼくもそうしているつもりだ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
他界してからの父のこと、ずいぶん好きになっているなぁ。
(『今日のダーリン』2019/08/12 より引用 )
明日13日は、父の生前の誕生日。
母も妹も、妻も娘も、みなさん、ちゃんと元気ですよ。
今年は、正月早々から叔父さんもそっちに行っちゃったから、男がいなくて、ちょっとだけ寂しい時もありますけどね笑
まぁ、そこそこでやっていきますよ。
“そこそこ”でいいんです、本当に。
*
8月11日(日)
朝は、7時にパチっと目が覚めて、お風呂へ入る。
連休中は、だいぶこの生活が続いている気がする。お酒を飲むとすぐに横になっちゃうんだよなぁ。。そういう気分なので、仕方ないですね。
その分、朝早く、涼しい時間からゆっくりと過ごせて僕は嬉しいのだけど。
甲子園を観ながら、noteをアップ。『夏だ!』って感じがします。
妻と、娘は、地元に帰ってきている親友の妻娘と一緒に、ボーリング&カラオケへ。こういうお付き合いができるのも、地元ならではです。
昼は、母と二人、高校時代からお世話になっている美容室へ。少々長くなっていた髪を切るのもそうだけど、来年のこととか、色々考えていることを整理して話すのにとてもいい場所です。
普段は、東京・自由が丘の友人のお店で切ってもらっているので、なかなか会津で切ることができないのだけど、なんだかんだで色々と母伝えで状況を知ってくれていて、いつも応援してくれる、いい美容室です。
来年の今頃は、戻ってきますので、よろしくです。
その後は、地元のコーヒーショップ『ラバーズコーヒー』へ。
ここは、中学、高校の一つ下の後輩くんが開業したロースタリーで、とてもいいお店なので、あらゆる人に勧めまくっているお店。
僕は、『Noshuku』という、瓶詰めされた『濃縮コーヒーボトル』を一本購入。ビールと合わせて、黒ビール風に飲んでみたかったので、試してみたら、美味しかった。。また、会社の部活でもやりたい。
このお店の代表、穂積さんとは、まだまだ永いお付き合いになりそう。
地元で一緒に“おもしろい企て”をしたいお店の一つです。
*
そんなところで今日は、会津を少し回って、東京へ帰ります。
あー、ゆっくりできた。いい日々!