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おだやかな心(軟蘇の法)

日々の暮らしの中で、不眠 や 自律神経の不調、

適応障害 や 統合失調症とまでは行かなくても

自分自身で、なんとなく
心が身体に影響をおよぼしているかもと
         思われている方にむけて。


💡軟酥の法

軟酥(なんそ)とは、古代の日本で作られていた
             乳製品の一種で、
製法が失われた「幻の食品」となっています。

不明な部分の多い食品ではありますが、
        『 延喜式 』と言う書物に、

生乳一斗を煮詰めて、
    一升の蘇が得られる旨の記述があり、

イメージすると 生キャラメル 的な物かと。

💡たいせつなのはイメージ

軟蘇が、生キャラメルであろうが、
            バターで有ろうが、

そんな事を明らかにすればするほど
本当に大切な『 なにか 』からは
   遠ざかっているような気がするのです

たいせつなのは、自身を落ち着かせる
    温かなエンベロープを作りだすこと。

💡練り香

僕は、練り香の
    なんとも表現し難い薫りが好きです。

1度かぐと、1日中 鼻腔に残るような
       あの甘い白檀の香りだったり、

子供のころに友達からもらった
             匂い袋の香りが。

💡軟蘇の法には、味も必要?

軟蘇の法の説明に、

『 たとえば色彩や香気が清らかで、
   鴨の卵のような大きさの軟蘇(軟酥)を
          頭の上に置いたとする。
 その匂いと味わいは、
 何とも言いようもないくらい 素晴らしい 』
                 とある。
軟蘇の法を実践してみると、

僕の場合、香り や 味覚への意識は、
  どこかへ忘れ、温かさだけに意識がいく。

しかし、こうして意識するアイテムが多いと

人によっては、香り や 味、温かさ の
  どれかは フィットするのではと考える。

💡実践してみよう

もし あなたが、頑張りすぎて
       身心ともに疲労を感じたなら、

バランスを調( ととの )えるために
           イメージして欲しい。

ここに、色も鮮やかで、

気分を晴らしてくれるような薫りの
     ひと塊( かたまり )の軟蘇( 軟酥 )を

頭の上に、そっと置いてみて下さい。

その香りと味いは、
  何とも言いようもない位に 素晴らしい。

それが、ゆっくりと溶け出して頭全体をおおい

ゆっくりと耳から首、肩へと潤してくる。

右でも左でも良いのです。

あたたかなエネルギーを感じ取って下さい。

肩から腕、肘、そして指先の1本1本まで、
    あたたかな軟蘇を感じ取って下さい。

指先まで感じたら、

首にもどり、残りの肩から指先まで、
         同じように進めて下さい。

両手の先まで進められたら、

ふたたび意識を首へもどし、

両肩から胸を包みこむように、

そこから、お腹、
    そして下腹部で留めておいて下さい。

( 上級者は、この時に肺や肝臓など、
 五臓六肺の気のとどこおり や 不調 を
  軟蘇で押し流すようにもするのですが、
 そこまで繊細にすると
  はじめはリラックスし難いと思います。 )

下腹部で軟蘇を留め置き、

ふたたび首へ意識をもどし、

背中をゆっくりと
  温かな手の平でマッサージされるように

腰骨からお尻の肛まで軟蘇を進めて下さい。

先ほどの下腹部にとどめていた軟蘇と
     お尻からの軟蘇を合わせてとどめ、

左右どちらかの骨盤から、お尻、ふともも、

膝、ふくらはぎ、踵( かかと )から足先まで
       包み込むように軟蘇をすすめ、

残った もう一方の脚も同じように進めます。

💡よもやま話し

僕の場合、ここまで到達した事がありません。

どこかしら途中で、
       眠むりに落ちているのです。

もし、この note が、なにかしら、
  眠むりの御手伝いが出来たとしたら
           とても嬉しいです🍀

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