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自己紹介⑤ 現在まで中編

今日は本年2020年の年初~会社設立まで(中編)のお話。

昨日書いた訪問営業の仕事は2月末ごろまで続けた。それと並行して、1月からはアパレルの卸売もはじめた。友人の紹介で出会ったとある方がきっかけで、その方はアパレル業で20年近く仕事をされていて、また大きな失敗を多々経験しており、学ぶところが多くあった。私はすぐに魅了され、その方の近くで学ぶことを決め、家を出た。日本では初めての一人暮らしだ。

商流は市場やリユースショップ、倒産品などを安くで購入し、それらをネットで販売するというとてもシンプルなもの。いわゆる転売屋だ。多くの人は今年のマスクの一件もあり、転売にいいイメージは持たないだろう。しかし、安くで仕入れてそれよりも高くで販売するというのはビジネスの基本で、見渡すとそこら中に点在しているものだ。例えばスーパーなどの小売店。あれはれっきとした転売屋である。

私はオークション形式のネット販売をメインとしていた。理由はシンプルでお客様が自由に入札をする方式であるので、この世にその商品が心底ほしいと思うお客様が二人いれば、互いの予算の範囲内で最大限に競り合うから。つまり、販売側が価格を決めて定額で販売するよりも利益が取れそうだったからだ。あとはネットサーフィンをする人がどういったものを欲しているかを見極め、それらを安くで仕入れるだけ。まあ、この仕入れが難しいのだが。

転売業者の付加価値とは、お客様が欲するであろう商品を多く保有し、一覧化することだと思う。ネット販売であれば、商品名を検索してアカウントにくる顕在ニーズを持っているお客様はもちろん、とりあえずこのアカウントに来れば何か欲しい商品が見つかるかもという潜在ニーズを駆り立ててあげることができれば、そのアカウントにユーザーは勝手に集まってくる。この顕在・潜在ニーズのある商品を安価で多く仕入れ(集め)、それらを1つのアカウントで一覧化することが付加価値であると考える。

偏見で、転売屋は悪だとする人は洞察力がないだけ。転売の価値がどこで発生していて値段が増されているかを理解していない。

私はこのアパレルの仕事を4月末まで続けた。辞めた理由は別の事業で法人化をするためだ。短期間ではあったが、訪問営業と同じく学ぶことは多くあった。

時は並行し、本年1月ごろには中国で新型コロナウイルスが大流行。このウイルスの潜伏期間が2~3週間ほどあり、自覚症状は出にくいが感染力が非常に強いということを聞き、私はもしかすると世界中で財をばら撒く中国人がこのコロナウイルスも一緒にばら撒くのでは?と思っていた。除菌剤ブームの足音が聞こえていたのだ。そこへ、私の高校時代の後輩からたまたま連絡があり、次亜塩素酸水を製造する機械を保有している社長さんに話を聞きに行きませんか?との誘いを受けた。私は即答で同行すると伝えた。2月ごろのことだ。

その話を聞くと、製造機械を購入したものの現状は自身の仕事に手一杯でその機械を有効活用できていないため、機械を私たちにリースするので事業化してくれないか?とのことだった。

タイミング・条件共にベストであった。私はこれをすぐに承諾し、会社を設立する運びとなった。事業を営むには私の苦手部分をカバーするパートナーが必要だと思い、この高校の後輩とその友達の3人で法人化することを決めた。

決めたは良いが、会社の登記や税務、法務、口座開設などわからないことだらけ。4月5月は会社設立にあたっての準備をした。調べることばかりで、大概のことはネットや本で勉強できたが、知り合いの社長さんに聞きに行って生の声を拾い集めもした。

その甲斐あり、2020年6月1日に株式会社New Gateは設立された。

ちなみに社名の由来はとある漫画のキャラクターで、また新しい扉を開くという意味でも私たちとマッチしているため採用された。

設立以降のお話はまた明日。ついに自己紹介編は最後の記事。

まとめると、人間は平均すると生涯で92日間(2208時間)もの時間を便座の上で過ごすらしい。




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