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鞄の中身は時代を表すという話

これは本日思ったことのお話。

今朝家を出るとき、ふと「いつもと違うリュックを使いたい」と思い、この1年間ぐらい使用していなかったリュックに荷物を入れ替え、家を出た。

駅の改札に着く頃、リュックのサイドポケットからマスクを取り出そうとしたが、入れるのを忘れていることに気づいた。しぶしぶコンビニでマスクを買ったが、「そういえば去年はマスクを常備していなかったんだな~」とホームで電車を待っているときに思った。

そのとき思考が広がり、「鞄の中身って時代を表しているんだ」ということに気が付いた。

例えば、今の鞄の中身といえばマスク、除菌シート、除菌ジェルなどのウイルスを予防するためのグッズは常備しているだろう。しかし、1年前の今日はそうではなかった。

また、IT技術の革新により中身は更に変化し手軽になる。現在では鍵や財布はまだまだ常備しているが、2、3年後にはスマートロックやキャッシュレス決済の更なる普及により、都心のみならず郊外でもスマートフォンを持ち歩かなくても良くなり、鍵や財布を持ち歩かない未来がくるだろう。

逆に10年前、20年前の鞄の中身はどうか。第一にマスクや除菌剤は当然常備していなかった。次にスマートフォンがないために、今よりも持ち物が多かった。例えば、音楽を聴くためのiPod、デジタルカメラ、手帳など。このように鞄の中身はその時代の技術や流行り、常識、習慣を表しているものだと考えられる。

このような視点で物事を考えられるようになると自ずと洞察力が身に付いていき、同じ情報を見たとしてもその受け取り方に大きな差が出ることが理解できる。

17世紀にパスカルが言語化した、「人間は考える葦である」とはよく言ったものだ。私も人間の価値とは思考することにあると考える。

まとめると、人間は話すときに72種類の筋肉を使うらしい。

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