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#64 イタリア語 事始め(8)サラリーマン? 塩をもらう人?

4月から独りイタリア語勉強を始めて3カ月が経ちました。一向に話せることには程遠いですが、続けることが習慣になりつつあります。(これが学習には不可欠と思います。)毎日30分はイタリア語の頭になろうと、努力はしています。(まだまだならないけれど。)

 さて、ラジオの音声だけではイタリアで話している自分をイメージできないので、テレビで週一度放送されている「旅するイタリア語」を見て、モーチベーションをキープしようとしています。小関くんとマッティーアの二人がシチリアの青い空と海の下で、おいしい料理とワインを毎回楽しんでいるのを見ると、こちらまで楽しくなります。

 シチリア西部のトラーパニの回では、塩田で海の水から塩を今でも作っているところでインタビューをしていて、歴史も学べてとても楽しかったです。古代ローマの歴史が好きでいろいろ本を読んでいたのですが、まだまだ知らないことがあるなと痛感しました。塩(sale)を古代ローマ軍では、給料として兵士に渡していたそうです。(へぇー)。これがもとで労働して給料をもらう人を英語でsalaried man(給料を支払われる人)と言い、日本に輸入されて「和製英語」ではサラリーマン(salary man)が誕生したそうです。英語では”サラリーマン”を何と呼ぶのでしょうか?(office worker? business person?)

 番組「旅するイタリア語」を見ながら、(塩なんて、そんなに価値があるかな?)と思っていたら、心を見透かされたように解説が始まり、「冷蔵庫がない昔は食料を蓄えるために塩漬けにしました。」と言われ、なるほど!(ガッテン、ガッテン!!)長い距離を移動するときなど、食料が傷んでしまっては困ります。発酵・燻製・塩漬けしないと食料が長期保存できないですね。穀物は水で煮炊きしなければ長期保存できますが、栄養が不足してしまいます。現代のサラリーマンは、信用のもとに価値あるものと交換できる通貨(紙幣、硬貨)や証券(株、債券)があるので、塩のようなそのもの自身が価値あるものをもらわなくてよいです。”信用”という共通価値がなくなると、交換ができなくなりますが、今のところ世界は信用の中で流通・貿易が行えています。いざとなったら(?)自分自身がどれだけの価値があるかがモノを言うと思っています。はて、自分の価値は?(塩何キログラムぶん?? もう終わりに、しおぉー)、、、、 お後がよろしいようで。