
オリジナル製品の設計開発演習/機構設計エンジニア
こんにちは。2023年4月に入社したNです。
今回は、私が研修で作製したオリジナル製品についてご紹介します!
3DCAD未経験での挑戦で苦戦したことも多かったですが、
完成までの軌跡をぜひ読んでいただければ嬉しいです。
それでは、スタートです📢
1.製品概要
今回開発した製品名は「達成ツール」です。

2.コンセプト
達成ツールはTODOリストを製品化したもので、あらかじめご褒美を設定しておいてタスクに対するモチベーションを上げるものです。
私は○○の用事が出来たら□□して良いと決めて物事を進めることが多いです。例えば試験に通ったら欲しかった物を買ってもいい等です。
先にご褒美を用意してご褒美の存在が明確になるようなツールがあればもっとやる気が出ると思い、この製品を開発しました。
3.外形・各部品
外形寸法は下記の通りです。留め具付きの箱(一番左)、ふすまの箱(中央)、鍵付きの箱(一番右)の3種類で構成されています。
ふすまの箱の数は自由に変更することが出来ます。

[各部構成]



・鍵の開閉方法

①ストッパーの溝に鍵のツメを差込みます。
②鍵を回すとストッパーも回転します。
蓋を止めているロックが外れ、蓋を開ける事が出来ます。
・箱同士の連結部

箱ごとの連結部はフック形状になっています。
4.使い方

① 事前に計画をいくつかのタスクに分け、紙に書いておきます。
②留め具付きの箱、ふすまの箱にタスクを書いた紙、
鍵付きの箱にご褒美(お菓子、プリペイドカード等)を入れます。
③ご褒美の隣の箱には鍵のみを入れます。
④左端から順にタスクをこなして箱を空にしていきます。
⑤箱に入っている鍵を使って右端の箱の鍵を開けます。
⑥ご褒美を取り出すことができます✨
ポイントは下記2点です!

ポイント①:ふすまは溝に沿ってスライドし、開閉できます。
(見た目もすっきり!)
ポイント②:扉を開けるとご褒美が見えます(モチベーションアップ🤭)
5.感想
何を作るか自分で決めて設計をすることが初めてだったので、面白かったです!
部品の動きや位置のずれ等を思い通りに設計する事が難しかったです。
自分が作りたいものに対して知っている形状の種類が少なかったので一つずつ教えていただきながら進めました。今後は、自分で使える形状を増やしていき色々なものを作ってみたいと感じました。
組み立て時にバネが飛んで行ったり調整で部品を削りすぎたり反省点は多かったですが、実物が完成した時はとても嬉しかったです。
製品開発演習で助けていただき、見守ってくださった皆様、ありがとうございました。